マルコメ「液みそ」シリーズ累計出荷数5,000万本突破、外出自粛で売上増加

マルコメ「液みそ 健康みそ汁」
〈ユーザーの9割が生みそと併用〉
マルコメは、同社の液状タイプのみそ「液みそ」シリーズが6月に累計出荷数が5,000万本を突破したことを機に、液みそに関する調査をしたところ、液みそユーザーの9割が固形生みそと併用し、4割弱が複数のフレーバーを使い分けているという使用実態が分かったとした。

同社の調査によると、「固形の生みそをメインで使用、液みそを補助的に使用している」が全体の半数(51.4%)を占めた。液みそが使われるシーンは「炒め物などの味つけをするとき」「料理にかけるソース・ドレッシングを作るとき」が多く、みそ汁やみそ漬けといったみそがメインの料理には生みそ、味つけやソースづくりなど補助的な役割の時には液みそといった棲み分けが確認できたとした。

液みそユーザーでは、女性より男性、男性でも年代が若いほど併用率が高く、男性20~30代の液みそユーザーでは半数近くが複数を使い分けているという。使い分け方では、献立や気分によるという回答が多く、特に女性でその傾向が顕著だったとした。

全国の20~69歳男女1万人を対象に、液みその市場浸透度を調べたところ、液みその購入経験率は全体の25.3%で、4人に1人の割合で購入経験があるという結果となった。週1回以上購入・使用している率は9.3%で、全国の1割程度が液みそユーザーといえるとした。また、購入経験者のうち、最近3カ月以内に液みそを始めて購入した新規ユーザーが3分の1を占め、新型コロナウイルスによる外出自粛で内食の機会が増えたことから、同社の液みそシリーズの売上は2月から前年を大幅に上回る状況が続いているという。

生みそ・液みその具体的な使い分け方(生みそ・液みそ併用者ベース WB 前 n=916/WB 後 n=926)

生みそ・液みその具体的な使い分け方
(生みそ・液みそ併用者ベース WB 前 n=916/WB 後 n=926)

 
液みその購入経験者は、女性(47.9%)より男性(52.1%)の方が多く、週1回以上使用する液みそユーザーでは20代男性(15.7%)と30代男性(17.0%)で3割強を占める結果となった。
 
〈大豆油糧日報2020年6月26日付〉