希少な「納豆小粒」を使用、底堅い支持を獲得し続ける「舌鼓」/あづま食品

第50回食品産業技術功労賞 商品・技術部門受賞
あづま食品のロングセラー商品「舌鼓」(40g×2パック、30g×3カップ)は、希少な茨城県産の納豆専用大豆「納豆小粒(なっとう・しょうりゅう)」を100%使用した、弾力と深みのある味わいが特長の納豆だ。発売から30年以上経つ現在も、「昔から、納豆と言えば『舌鼓』を食べている」という声が寄せられるなど、指名買いが多く、底堅い支持を獲得し続けている。

「納豆小粒」大豆は、糖質バランスが良好で脂質が少ないため、ねっとりとした昔ながらのおいしい納豆に仕上がる特長を持つが、特に醗酵工程において、温度・湿度の繊細な調整が必要な、製造が非常に難しい品種でもある。

あづま食品は、納豆専業メーカーとして培ってきた技術で、製造面のハードルを乗り越え、大豆生産者とも取り組みながら、希少な「納豆小粒」を使った「舌鼓」を、全国(北海道・九州除く)に届けている。添付たれも、「納豆小粒」専用に調合している。

2020年9月にはデザインを刷新し、「納豆小粒」使用の視認性を高め、商品特長がより明確に伝わるようにした。

あづま食品は、今年創業70周年を迎えた。同社の納豆作りの原点にもなっている「舌鼓」の魅力を、改めて訴求していく方針だ。

〈食品産業新聞 2020年12月7日付より〉