ハナマルキは10月12日、東京本社で会見を開き、同社の主力商品「液体塩こうじ」シリーズの新ラインアップとして、酒精無添加で、ハラール認証を取得した業務用「HA液体塩こうじ」を11月から発売すると発表した。

開発には特許申請中のみそ酵母の発酵技術を応用した製法が使われており、酒精無添加での商品化を実現したことで、ハラール認証(MUI)を取得。欧州・中東・東南アジア地域を中心としたイスラム市場への「液体塩こうじ」の販売を推進し、海外進出を加速していくとしている。

商品説明した平田伸行取締役は、「昨今、国内外で『クリーンラベル』が重視される傾向にあり、酒精無添加の『液体塩こうじ』はさらなる顧客開拓につながっていくと考えている。また、『うま味成分の増加』、『白濁しない』という特徴を持つことから『液体塩こうじ』の調理効果のバリエーションを増やすことで、より顧客ニーズに沿った提案が可能になる」と期待を込めた。

新商品は、うまみ成分(アミノ酸含有量)が既存品の約1.7倍に増加していることから、今後さまざまな食材・料理への活用が期待される。加えて、麹特有の香りを低減するという特徴もあることから、さらに海外への商品提案がしやすくなるという考えを示した。

新商品は、食品安全のための国際規格「BRC」と「FSSC22000」を取得しているタイ工場(サイアムハナマルキ)で製造し、一層の安定供給を図るとしている。新商品製造に関わる設備投資は約1.8億円とした。

平田取締役は、「業務用『液体塩こうじ』は近年、金額ベースで2ケタ増を続けており、コロナの感染収束により、海外の展示会へもこれまで以上に出展し、さらなる拡販につなげたい」と意欲を見せた。

〈大豆油糧日報2021年10月14日付〉