神戸市の西神工業団地に食パン・菓子パン類の新工場=山崎製パン

山崎製パン㈱(飯島延浩社長)は、兵庫県神戸市西区の西神工業団地に「神戸工場」(写真は外観イメージ)を新設する。生産品目は、「ロイヤルブレット」などの食パン、「ランチパック」「薄皮つぶあん」「ミニクロワッサン」「スナックスティック」などの菓子パン類、ドーナツなど、関西地区で需要拡大が見込まれるアイテムを集中生産する。2017年1月から建設に着工し、2018年3月から稼働開始する。投資金額は約200億円。

新ラインに導入する製パン機械設備は、同社が独自に開発した技術や、全国各地の同社工場で改善改良を施してきたノウハウを集積したもので、品質の安定工場を期するとともに、省人・省力・省エネを追求した高効率なラインの実現を目指す。食品安全衛生面では、AIBフードセーフティに準拠した設備設計を図ると共に、フードディフェンス対策の強化にも取り組み、食の安全・安心の確保を徹底する。環境対策面では、CO2削減に対応する最新の省エネルギー機器の導入を始め、全館でのLED照明の採用などを行う。

「関西地区の売上が順調に伸びており、需要拡大へ対応するべく神戸工場を新設する。主力のロイヤルブレッドや、ランチパックは複数の工場で製造しており、日々、省人化・省力化に向け取り組んでいる。この中で、効果を上げたものや、ノウハウを新工場で生かし、オペレーターが2人必要だった部分を、1人で対応できるようにするなど、省力化・省人化を進めている。関西で新たな生産拠点を設置することにより、関西以西の食パン、菓子パンの供給体制を整え、品質の向上、アイテムの充実にも力を入れるとともに、将来にわたる効率的な生産体制、物流体制を構築し、関西地区の基幹工場を目指す」(同社)。

【新工場の概要】△所在地=兵庫県神戸市西区高塚台6丁目19番1号△規模=敷地面積5万5,984㎡、建築面積1万4,744㎡、延床面積2万5,384㎡、△稼働日=2018年(平成30年)3月予定、△生産能力=食パン17万斤/日、菓子パン類50万個/日、△主要生産品目=食パンライン、ミニパンライン、スナックスティックライン、ペストリーライン、ドーナツライン。ランチパックライン、△従業員数=約330人、△投資金額=約200億円。詳細は本紙をご覧下さい、