アメリカ大豆予想作付面積、2023年は8351万Aで前年から4.5%減、州別作付動向は20州で前年下回る
米農務省が6月30日に発表した2023年の米国農産物の作付予想・収穫面積によると、大豆の予想作付面積は8351万A(アール=100平方m)と、2022年比では4.5%減となった。
米農務省が2023年3月末に発表した作付意向面積(8751万A)よりも4.6%減小した。予想収穫面積は4.2%減の8269万Aとなった。
州別の作付動向では、数値が発表されている29州のうち20州で前年を下回っており、主要州別では、イリノイ州7.4%減、アイオワ州4.0%減、インディアナ州6.0%減、ミズーリ州8.2%減──などとなっている。一方で増加した州は、ミネソタ州0.7%増、サウスダコタ州3.9%増など。
なお、2023年の米国トウモロコシの予想作付面積は、6.2%増の9409万Aとなっており、3月末の作付意向面積(9200万A)との比較では2.3%増となっている。
また、米農務省が6月30日に発表した、2022年の米国GMO(遺伝子組み換え)大豆の予想作付率は、前年並の95%だった。
主要産地別の予想作付率は、イリノイ州95%(前年95%)、アイオワ州97%(前年97%)、ミネソタ州96%(前年96%)、ミズーリ州95%(前年96%)、ノースダコタ州96%(前年92%)──などとなっている。
このほか、GMOトウモロコシの作付率は93%と前年並、GMO綿実の作付率は2ポイント増の97%となっている。
〈大豆油糧日報2023年7月4日付〉