ヤマサン食品工業「家族で味わう野菜スープの具シリーズ」発売、野菜不足補う「さつまいもミックス」と「根菜ミックス」、大豆ミートで食べ応えも
ヤマサン食品工業(富山県射水市)はこのほど、子どもの野菜不足を補うべく、簡単調理で多品目の国産野菜が摂取できる「家族で味わう野菜スープの具シリーズ」を新発売した。
ラインナップは、「さつまいもミックス」と「根菜ミックス」の2品。具材には食物繊維が多く含まれる大豆ミートを加えており、ヤマサン食品工業によると、「野菜だけの淡白な味わいにうま味と肉のような食感がプラスされ、食べ応えのあるスープの具に仕上がっている」という。
忙しい朝や夕食の一品にするほか、アウトドアでの使用シーンも推奨している。7月3日から楽天市場のオンラインショップで発売し、全国のスーパー、ドラッグストアでも順次販売していく。希望小売価格は税込321円で、年間4万4000パックの販売を目指す。
ヤマサン食品工業によると、コロナ禍以前と比較して野菜のニーズは増えているが、1日当たりの平均野菜摂取量は、全年代で目標量に達しておらず、野菜不足が現状だという。特に子どもが9割以上を占め、家庭では子どもが野菜を摂りやすい献立づくりに工夫している。そのような中、野菜を細かく切り、やわらかく調理する子どもが食べやすいスープに着目し、「少しでも調理の負担をなくし、手軽に野菜を摂取してもらいたいという思いから商品づくりに至った」(ヤマサン食品工業)。
野菜と同様、腸内環境を整える食物繊維も不足しがちだ。小学生の4人に1人が便秘傾向という調査もあるが、便秘状態の子どもは野菜をあまり食べない食習慣である割合が高いという。
そのため、新商品は食物繊維が多く含まれている大豆ミートや、下処理済みの根菜類をミックスして、スープの具として仕上げた。スープは日常的に食べられている料理で、手軽に多くの野菜を摂取できる調理法の一つだ。育ち盛りの子どもがいる主婦をメインターゲットにしており、「忙しい朝や共働きの家庭に役立てばと考えている」(ヤマサン食品工業)。登山やキャンプ、アウトドアシーンでの使用も推奨している。
商品パッケージの裏面にはレシピを掲載しており、ヤマサン食品工業ウェブサイトでも、シリーズ各商品の調理レシピを発信している。
〈大豆油糧日報2023年7月10日付〉