新社会人に「水」が人気 気分転換や健康志向で飲みもの選びに変化──ナック調査

宅配水「クリクラ」を展開するナックは、2025年4月に就職した新社会人252名を対象に、「飲みもの」に関する調査を実施した。調査は新年度開始から1か月が経過したタイミングで行われ、日常的に飲む飲料の傾向や「水」に対する意識の高さが明らかになった。
日常的に最もよく飲む飲み物を聞いたところ、「水」と回答した人が54.4%で最多だった。続いて「お茶」が51.2%、「コーヒー」が37.3%、「カフェドリンク」が29.8%となっており、水はリラックスや仕事中の場面を問わず、生活に根付いた飲み物として選ばれている。

飲料の購入場所については、「コンビニ」と「スーパー」がともに43.7%で並び、日常的に立ち寄る場所での購入が多い傾向が見られた。次いで「自動販売機」「ドラッグストア」なども挙げられており、利便性と価格のバランスで選ばれているようだ。
また、学生時代と比較して「飲みものに使う金額が増えた」と回答した人は48.8%。自由に使えるお金が増えたことや、オフィス勤務による飲料習慣の変化が要因とみられる。
水を飲む理由については、「水が好きだから」(35.7%)が最も多く、「おいしいから」(25.4%)、「美容効果を期待しているから」(23.0%)、「健康によいと思うから」(22.6%)と続いた。単なる水分補給ではなく、嗜好品や健康志向として水を捉える意識がうかがえる。

飲用手段については、「市販のペットボトルの水を購入して飲む」が41.3%で最多。次いで「ウォーターサーバーの水を飲む」(31.9%)が続き、“水は購入して飲むもの”という感覚が若い世代に浸透している。
ナックでは、こうした傾向を踏まえ、宅配水「クリクラ」や浄水型ウォーターサーバーの利便性と安全性を訴求しつつ、新社会人をはじめとする働く世代に向けて、快適な飲料環境づくりを提案していくとしている。