「ブレンディ」ポーション12品種と「マリーム」9品種を値上げ、店頭価格は25%~35%の上昇見込、10月1日から/味の素AGF

(左から)「ブレンディ」ポーション 濃縮コーヒー無糖と「マリーム」袋260g
(左から)「ブレンディ」ポーション 濃縮コーヒー無糖と「マリーム」袋260g

味の素AGFは、10月1日納品分から、ポーションタイプ濃縮コーヒー/ティー 12品種と、クリーミングパウダー9品種の計21品種の価格改定を実施する。7月1日に発表した。店頭価格の上昇幅は商品により異なるが25%~35%を見込む。

対象商品は、「ブレンディ」ポーションの5個入り、6個入り各種と通信販売限定の21個入り、24個入り各種。「マリーム」の袋商品の200g、260g、420g、500g各種、「マリーム」のスティック商品の15本入り、通信販売限定の100本入り。

今回の価格改定の背景について同社は、円安による為替影響も含めて、コーヒー豆をはじめとした各種原材料調達価格が高騰していることに加え、各種製造コストの上昇も重なったとしている。

味の素AGFは、「企業努力でコスト増を吸収すべく取り組んでまいりましたが、全てを吸収することが困難であるため、一部商品での価格改定を実施いたします」「これからも安全で高品質な商品の提供と嗜好品市場の活性化に向けて一層努力してまいります。何とぞ、ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます」などとしている。

コーヒー業界では近年、原材料の高騰や為替などの影響により価格改定が相次いでいる。値上げの影響と各社の製品価値の訴求が、生活者にどのような変化をもたらすか注目される。同時に、安全で品質の高い製品を提供し続ける企業努力が問われている。

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