「月島もんじゃ こぼれや」新店オープン/もんじゃを海外に発信する戦略を聞く

「月島もんじゃ こぼれや 縁」もんじゃ4種
「月島もんじゃ こぼれや 縁」もんじゃ4種

株式会社deltaが展開する「月島もんじゃ こぼれや」は、10月7日に新店「月島もんじゃ こぼれや 縁」をオープンした。それに伴い、10月3日にメディア向け内覧会が開催された。

「月島もんじゃ こぼれや」は現在、中央区月島を中心に 6店舗を展開、新店は 7店舗目となる。また、2026年4月にはマレーシア・クアラルンプールに海外1号店を出店予定。株式会社 delta 営業推進部・ 篠崎翔太部長に、海外にもんじゃを発信する戦略を聞いた。

――「月島もんじゃ こぼれや」の特徴は。

株式会社 delta はミッションとして「Save the JAPANFOOD ともに守る、つぎを創る」、ビジョンとして「Share the TEPPAN CULTURE 世界中に鉄板を囲むよろこびを」を掲げ、もんじゃ事業を展開している。

日本の食は世界に誇れる文化である一方で、少子高齢化や東京一極集中によって、伝統的に受け継がれてきた食文化や食材が失われつつある。

日本の伝統的な食文化や食材を守り、発展させていくこと、世界中に鉄板文化を広げていくことが私たちの使命だ。

そのために、もんじゃの出汁を「日本の旨い」ものだけで作ることにこだわり、小麦、豚骨、魚介、水まですべて日本産の食材を使用している。

株式会社delta営業推進部 篠崎翔太部長
株式会社delta営業推進部 篠崎翔太部長

――海外に鉄板文化を広げるための戦略は。

インバウンド需要の増加に伴い、日本食への関心は一段と高まっている。

従来の寿司やラーメンに続き、「新しい日本食」を求める声も増えており、認知度の高い鉄板焼きやお好み焼きをベースに、“体験型で楽しめる新しい日本食”としてもんじゃを発信する構想だ。もんじゃは、海外ではほとんど認知されていない未開拓ジャンルであり、「ブルーオーシャン」市場として日本食との親和性の高いASEAN圏でのポテンシャルが大きいとみている。

クアラルンプールでは、富裕層や若年層を中心に外食・日本食人気が拡大しており、現地で人気の鉄板焼き・お好み焼きを入口として、段階的にもんじゃ文化を浸透させていく。

「月島もんじゃ こぼれや 縁」
「月島もんじゃ こぼれや 縁」

同社は月島で生まれた“鉄板を囲む文化”を、マレーシアから世界へ広げていく考えだ。「マレーシアでの成功を礎にASEAN、そして欧米への展開を目指す」と語った。

◆月島もんじゃ こぼれや 縁(ゆかり)店舗情報
住所:東京都中央区月島1-22-1 ミッドタワーグランド 113
電話番号:03-6673-5654
営業時間:
17:00-23:00(平日)
11:00-23:00(土日祝日)
定休日:不定休
席数:60席
アクセス:月島駅 徒歩2分

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昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
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