アルチェネロ、有機グルテンフリー・パスタの認知拡大へ/青山で試食イベントを実施【日仏貿易】
日仏貿易は10月25~26日、青山ファーマーズマーケットでアルチェネロブランドの有機グルテンフリー・パスタを体感できるイベントを実施した。キッチンカーを乗り付け、このイベントのための限定メニューを試食提供。テント内に試食スペースを設け、アルチェネロの有機グルテンフリー・パスタをはじめ、オリーブオイルなどの物販も展開した。
〈健康意識の高まりから有機グルテンフリー・パスタの配荷拡大〉
青山ファーマーズマーケットは青山の国連大学前庭広場で毎週土日に開催しているコミュニティマーケット。生産者が数多く出店しており、こだわりの農産物に出会うことができる。当日の2日間はあいにくの雨天模様ながら、多くの人が訪れていた。土地柄もあって外国人も多く見られる。
アルチェネロは日仏貿易が正規輸入代理店を務める、イタリアのオーガニックブランド。コロナ禍以降の健康意識の高まりもあって、オーガニック市場は拡大傾向にあり、有機グルテンフリー・パスタの配荷も高質スーパーなど質販店に加えて、一般のスーパーにも広がっている。アルチェネロブランド商品の中で、有機グルテンフリー・スパゲッティの売上げはオリーブオイル・ドルチェに次ぐ2番手にまで成長しているという。
アルチェネロの有機グルテンフリー・パスタは小麦を一切使用せず、有機トウモロコシと有機米で作られている。こだわっているのは食感。小麦のパスタに近いもっちりとした食感に仕上げている。トウモロコシと米のほのかな甘みと香りで味わい深いおいしさも特徴となっている。
アルチェネロでは、有機デュラム小麦のパスタも取り扱っているが、グルテンが腸に不調を来す原因の一つと言われる、セリアック病患者が少なくないことから、グルテンフリー製品の開発にも熱心なのだという。
商品ラインアップはスパゲッティ、ペンネ、マカロニ、新商品としてフジッリ(らせん状のショートパスタ)とスパゲットーニを加えて5品種になった。

〈新商品のフジッリを使った試食メニューを提供〉
今回のイベントでは、新商品のフジッリを使った試食メニューを提供した。会期前半に提供したのが、南青山の名店「ナプレ南青山本店」の馬場料理長が監修した特別メニュー「有機グルテンフリー・フジッリ 有機トマトとパプリカのソース」。トマトソースにはアルチェネロの有機カットトマトソースを使用し、赤パプリカやタマネギ、バジルはファーマーズマーケットの出店者の食材を使用した。後半はスパゲッティをアルチェネロのオリーブオイルやパスタソースをお好みで使って試食してもらうスタイルで行った。
なおナプレグループは日本で初めて第三者機関リーファースによる「オーガニックレストラン認証」を取得したレストランだという。イベントで展開した物販でも売れ行きは好調だったようだ。有機グルテンフリー・パスタのレシピ集も配布した。
担当者は「日本でも小麦の麺を食べて不調を訴える人は少なくない。アルチェネロの有機グルテンフリー・パスタは食感にこだわっており、試食された方からも、違和感なく食べられたと評価いただいた。配荷も広がっているおり、新商品も発売したのでさらに認知を高めていきたい」としている。
〈米麦日報 2025年10月28日付〉







