10月29日は「凄麺の日」、全国各地で試食販売イベント開催/社長も店頭でPR【ヤマダイ】
ヤマダイのノンフライカップ麺ブランド「ニュータッチ 凄麺」は発売から24年、2026年で25周年を迎える。同社は2018年10月に創業70周年を記念し、10月29日を“凄麺の日”として記念日登録した。2001年10月29日に第1弾商品「これが煮玉子らーめん」を発売したことに由来する。以来10月29日“凄麺の日”に合わせて、全国各地で試食販売イベントを実施している。

〈社長自ら店頭に立ち、来店客に「凄麺」をPR〉
10月26日には茨城県守谷市のカスミフードスクエアイオンタウン守谷店で試食販売イベントを開催した。当日は、北海道から九州までの「凄麺」ご当地シリーズを豊富に取り揃え、多くの来店客で賑わった。大久保慶一社長も自ら店頭に立ち、来店客に「凄麺」をPRした。大久保社長は「試食販売を行うと、お客様が試食した上で納得して商品を購入してくれる。値下げや特売などの“お得感”で購入するのではなく、商品の味を知っていただくことを会社として最も大事にしている」と語った。

〈「ニュータッチ 凄麺」ご当地シリーズとは〉
「ニュータッチ 凄麺」ご当地シリーズは、地元食材を活用するなど地元と協力しながら、ご当地の味わいを再現したもので、30種類以上をラインアップしている。
10月20日には「ばんどう太郎 坂東みそ煮込みうどん」(118g、税別298円)を新発売した。和食ファミリーレストラン「ばんどう太郎」とコラボレーションした商品で、店頭でも商品に気づいた客から「コラボ商品が出ているのは知らなかった」「お店ではよく食べている」といった声が聞かれ、来店客が次々と手に取る姿が見られた。

〈ご当地シリーズが「2025年度グッドデザイン賞」を受賞〉
また、同社は10月15日、「ニュータッチ 凄麺」ご当地シリーズが「2025年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞したと発表した。
これについて大久保社長は、「デザインの斬新さではなく、地域とのつながりや安心感、誠実な商品づくりといったビジネススタイルが評価されたのではないか。こうしたブランド戦略は社内のブランディングチームが中心となって推進しており、長年の積み重ねが認められた結果だ」と語る。
今後の展開については、「海外には“凄麺”のように、ここまで作り込んでいる商品は少ない。品質にこだわり、日本のノンフライ麺の美味しさを世界に発信したい」と意気込んだ。
〈米麦日報2025年10月29日付〉







