日清食品HD協賛「全国小学生陸上競技交流大会」11月開催となった今回「記録に期待」=安藤社長
日清食品ホールディングスが協賛する「日清食品カップ 第41回全国小学生陸上競技交流大会」(主催:(公財)日本陸上競技連盟)が2日、横浜市の日産スタジアムで開催された。各都道府県大会を勝ち抜いた、小学校5・6年生が競い合った。
参加者は都道府県大会を経て選ばれた、代表選手各14人と指導者各4人。会場には現役のゲストアスリートが多数参加し、表彰プレゼンターを務め、競技終了後にフレンドシップパーティにも登場した。また大会はライブ配信を行い、日本陸上界を牽引してきた元日本代表選手が解説した。
陸上競技振興のため「安藤百福記念章」として各都道府県の指導者に対する表彰も行った。
冒頭、本大会を後援する安藤スポーツ・食文化振興財団の安藤宏基理事長(=日清食品HD社長・CEO)は次のように挨拶した。

「この大会は41年前に当時の陸連会長から、当財団の安藤百福に小学生の陸上大会を応援してほしいと打診されたことで始まった。当時は中高生の大会はあったが、小学生の大会は無かったそうだ。今回は“スポーツと食”に関するオンラインセミナーも開催している。食とスポーツは健康を支える車の両輪のようなものという理念が、この陸上大会にもつながった。もう一つ伝えたいのは、財団ではグローバルチャレンジというプログラムだ。85人の選手を支援しているが、世界陸上やオリンピックに参加する上でも役立っていると考えている。皆さんも数年のうちにグローバルチャレンジに参加してほしい。さて今日は皆さんの記録に期待している。これまでは8月、9月に開催していたが、今回2~3か月後になったことで、皆さんの体格も大きくなっている。聞くところによると、1か月に1cmくらい背が伸びるという。そしてこの天候だ。暑い夏よりも皆さんにとってベストなコンディションだと思う。常日ごろ培ってきた皆さんの実力を大いに発揮してほしい」。
男女2人(栃木県選手代表の稲荷山恭吾さんと上野結香さん)の選手宣誓を受けて、財団の理事を務める野口聡一氏(宇宙飛行士、カップヌードルミュージアム名誉館長)は「素晴らしい選手宣誓だった。今年は世界陸上があり、この大会を経験した皆さんの先輩が大勢出場し、素晴らしい活躍をした。私も観戦に来たが、ちょうどその日にデュプランティスが世界記録をつくった。でも皆さんの可能性はそんなものじゃない。もしも月に行ったら、重力は6分の1だ。今日も高跳びがあるが、高跳びで1m5cm跳べば、6m30cmでデュプランティスを超える――そのくらい皆さんには可能性がある。この先何年かして月面で世界小学生陸上をやときは安藤財団にロケット代を出してもらいたい。それまで陸上競技を続けてほしい」と話した。
〈米麦日報2025年11月5日付〉








