【イオン】トップバリュ 年末年始の商品、テーマは『パーティの間違いないやつ』1人2000円以下で“ワクワク&コスパ”訴求

イオン トップバリュ 年末年始の商品
イオン トップバリュ 年末年始の商品

イオンは、今年年末のクリスマスシーズン、物価高で節約志向が高まる中にあって、1人2,000円以下でも本格的に、かつ簡便性も高く楽しめるパーティメニューを提案する。6日、千葉・幕張のイオンモール幕張新都心で「イオン トップバリュ パーティの間違いないやつ2025発表会」を開催し、イオントップバリュの土谷美津子社長らがプライベートブランド(PB)「トップバリュ」を中心とした年末年始のパーティシーズンに向けた商品施策について説明した。

今年のクリスマスは、12月24日(水)・25日(木)が平日となることから“ライフスタイルに合わせた多様なパーティスタイル”が広がると同社は予想する。継続する物価高で「コスパ」は欠かせない一方、我慢するだけではなく平日であることもあって「手軽さ」や「楽しさ」を重視したメニューへのニーズが高まると見る。

「イオン トップバリュ パーティの間違いないやつ2025発表会」
「イオン トップバリュ パーティの間違いないやつ2025発表会」

こうした背景を踏まえ、「トップバリュ」から、“パーティの間違いないやつ2025”をテーマに、「おうちで・ワクワク・コスパよく」を念頭にパーティに欠かせないチキンを中心としたごちそう素材、食物アレルギーに配慮した「やさしごはん」シリーズ、皆で楽しめる体験型スイーツなど、“作る楽しみ”から“食べる満足”までを叶えるパーティスタイルを提案する。

「がんばらなくても主役級」を叶える商品として、料理キットのアヒージョやオーブンでそのまま加熱できる「オーブンバッグ」のローストチキン、下ごしらえ済みのタスマニアビーフ、フライパン1つでできる「ワンパン」のアクアパッツァなど、時間はかけずに本格的な味わいのメニューを提案する。

また、いつもの定番で「作るコトも楽しむ」コト消費型メニューとして、トップバリュ商品で盛り付けを楽しみながら作れるデコマフィン、パーティーケーキ、デコパフェなど、アレンジできてコスパも高いメニューを提案する。

また、サプライズ型のメニューとしては話題性の高いひまわりの種から作ったチョコレート「チョコか?」を使ったケーキなども紹介する。

加えて「み~んな一緒に楽しめる」をテーマにしたアレルギー対応の「やさしいごはん」シリーズなども提案。

「パーティの間違いないやつ」のトータル提案として、クリスマスパーティで家族4人で7,906円(1,976円/人)、お正月おせちテーブルで家族4人で7,882円(1,970円/人)といった、1人2,000円以下でも本格的な味わいを、簡便に楽しめるメニューを紹介していた。

〈「トップバリュ」10月単月10.2%増と販売好調 値下げ施策が奏功、冷凍果実「ブルーベリー」が前年比72倍の大幅伸長〉

また、土谷社長はPB「トップバリュ」の足元の動向についても話した。消費マインドがまだ回復したとは言えない中、同社では10月1日から、「今こそ値下げ!」施策で60品目の値下げを実施。その結果、10月2日~14日の売上実績は、対象60品目全体で前年比63%増と伸長したという。中でも冷凍果実「アンデスのふもとで育ったブルーベリー」(500g)が前年比72倍の7,205%となるなど、大幅増を記録した品目もあったそうだ。「トップバリュ」全体でも10月単月で10.2%増となるなど好調が続いているという。

土谷社長によれば、トップバリュの冷凍果実カテゴリーは25年度、20年度の約3倍に伸長見込みで、その理由として生鮮品の価格が上昇する中、冷凍食品は値上げの影響が比較的小さいほか、節約志向とタイパ意識の高まりが押し上げているという。「欧米での市場を考えれば今後まだまだ伸びると見られ、品揃え強化なども考えていきたい」とした。

〈冷食日報2025年11月7日付〉

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昭和26年(1951年)3月1日
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