1000通り以上の「ジェリコ」を武器に――コメダ新業態「ジェリコ堂」が関東初進出
〈関東初の「ジェリコ堂」、池袋にオープン〉
「コメダ珈琲店」などを展開する株式会社コメダは11月14日、池袋に「ジェリコ堂 サンシャインシティアルパ店」をオープンした。
「ジェリコ堂」は、コメダの新業態となるスタンド喫茶で、ドリンクにゼリーを合わせた「ジェリコ」を1000通り以上の組み合わせで楽しめる。今回オープンした同店は国内3店舗目で、関東では初出店となる。

〈10~20坪で出店可能、成長戦略の新軸に〉
「コメダ珈琲店」が出店にはある程度のスペースを必要とするのに対し、「ジェリコ堂」は10~20坪の省スペースでの出店が可能。フランチャイズ展開も視野に入れることで、コメダグループとしての成長力強化を目指す。
〈コメダ人気商品「ジェリコ」から誕生した新業態〉
ジェリコ堂では、ドリンクとゼリー、ホイップ、トッピングを組み合わせることで自分好みの1杯を作れる。レギュラーサイズの価格帯は税込630~780円(トッピングなし)。
「ジェリコ」はもともと、2014年からコメダ珈琲店で販売されている人気商品だ。アイスコーヒーにコーヒーゼリーを合わせ、ホイップをのせたデザートドリンクで、定番のほか季節限定のコラボ商品も展開してきた。バリエーションを広げやすく、コメダらしさもあることから、新業態として「ジェリコ堂」を開発した。

2024年10月には香港に1号店「香港青衣店」をオープン。2025年4月3日に国内1号店「栄オアシス21店」(愛知県名古屋市)、4月24日に国内2号店「御在所サービスエリア(下り線)店」(三重県四日市市)を出店している。
〈ゼリー・ドリンク×ホイップで組み合わせ1000通り以上〉
「ジェリコ堂」では、コメダ珈琲店では提供していないオリジナルの「ジェリコ」を扱う。コーヒーが苦手な人でも楽しめるよう、フルーツゼリー×ラッシーなど、多様なフレーバーを取りそろえる。「ジェリコ堂」のために開発したゼリーとホイップを使用するなど、既存の「ジェリコ」との差別化も図った。

店内で仕込む5種類のゼリーは、「珈琲ジェリー」「紅茶ジェリー」「ストロベリージェリー」「マンゴージェリー」「ブルーベリージェリー」。各ゼリーに合うドリンクを組み合わせ、「珈琲ジェリー×アイスコーヒー」「紅茶ジェリー×アールグレイティー」「ストロベリージェリー×いちごミルク」など、27種類(うち2種は季節限定)から選べる。
ドリンクを選択後、ホイップは3種類から選ぶ。「ミルクホイップ」「チョコホイップ」「抹茶ホイップ」(西尾産抹茶使用)のほか、ホイップなし(-80円)にも対応する。ホイップは、ガスを使ってふんわりとした仕上げるエスプーマという製法で仕上げた。

甘さも「少なめ」「ふつう」「多め」の3段階(一部商品は選択肢が異なる)。追加トッピングとして「玄米あられ」(20円)、「黒みつ」(50円)、「わらびもち」「小倉あん」(各100円)も選べる。
また、「ジェリコ」以外にも、「コメダブレンド」「ミルクコーヒー」など9種類のドリンクも販売する。
コメダの担当者は「ジェリコ堂」開発の理由について、多様化する“くつろぎ”ニーズへの対応だと説明。時間・場所・シーンを問わず利用しやすいよう、スタンド喫茶形式を採用した。コメダグループの新たな成長エンジンとして位置付けている。
今後の出店については「まずは国内3店舗で反応を見ながら判断し、フランチャイズ展開も検討していく」とした。
〈「ジェリコ堂 サンシャインシティアルパ店」概要〉
◆所在地
東京都豊島区東池袋3丁目1番2号 サンシャインシティ専門店街アルパB1
◆営業時間
10:00~22:00
◆定休日
施設の休業日に準ずる
◆サービス形態
テイクアウト ※イートインスペースあり(5卓10席)








