小川珈琲、高輪に最大規模ラボ型店舗「OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪」開業 複合開発と連動、食と体験の融合拠点に

ピッツェリアでは素材と製法にこだわった商品を提供する
ピッツェリアでは素材と製法にこだわった商品を提供する

小川珈琲はニュウマン高輪内の商業エリア「MIMURE(ミムレ)」2階に3月28日、「OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪」をオープンした。同社としては過去最大規模の店舗で、コーヒーの領域を超えた日常の食体験へと事業を拡張する。店舗は約4000㎡の一体空間を広く使い、コーヒー、ベーカリー、ショコラ、デリカ、ジェラート、ワインなど12のラボラトリーを展開する。素材の仕込みから調理までを店内で完結させ、各分野の専門性を持つラボが相互に連携する構造とした。製造工程を客席から間近に見られる設計とし、食が生まれるプロセスそのものを体験価値として提供する。

翠岩の丘
翠岩の丘

また、座席から複数カテゴリーの商品を注文できるクロスオペレーションを導入。14席限定のシェフズテーブルも設け、料理人の所作を間近で体感できる空間を整備した。素材が料理へと変わる瞬間を五感で味わう食体験を打ち出す。

コーヒー&バーでは、世界各地の豆を店内で焙煎し、バリスタが来店客の嗜好や気分に応じた一杯を提案する。

ピッツェリアでは素材と製法にこだわった商品を提供する。生地を店内で仕込み、550℃の高温窯で一気に焼き上げる。ショコラトリーでは、同社で初めて、焙煎から加工までを店内で一貫して行う「Bean to Bar」スタイルを採用した。厳選したカカオ豆を用い、本来のカカオ豆の個性を引き出し、新たなチョコレート体験を提案する。

ショコラトリーでは、焙煎から加工までを店内で一貫して行う
ショコラトリーでは、焙煎から加工までを店内で一貫して行う

ブリュワリーでは店内で醸造を行い、仕込みから発酵までの工程を来店客が体感できる設計とした。ワインバーでは、250種ほどのワインを揃え“食材”に合うワインを提案する。

それぞれのラボラトリーで“選ぶ・味わう・出会う”体験を重視し、店内製造の工程を見せることで来店動機を広げる。フェアトレードコーヒーをはじめとした素材選定や、生産者とのつながりも意識した設計とした。

多彩なメニューを提供
多彩なメニューを提供

開業に先立ち、3月25日にはメディア向け内覧会を実施し、500人ほどのメディアが集まった。

同社総合開発部企画開発課の成冨研蔵係長は「『MIMURE』が掲げる“情緒的で本質的な日常の積み重ね“などの創造価値と連動し、空間にもこだわった。ブリュワリーやショコラトリーなど店内で製造する試みを多く取り入れている」と説明した。施設は、同社宇田吉範社長がクリエイティブディレクターを務め、空間に自然を感じられるデザインを取り入れている。

同社は同店舗を通じて、高輪エリアにおける新たな交流拠点の形成を図る考えだ。

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食品産業新聞

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創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
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