【USEN】飲食店向け新サービス「USEN AI店長」開始、状況分析してアドバイスなど 現場の負担軽減に

塚本副社長
塚本副社長

U-NEXTホールディングス傘下のUSENは、飲食店向けのサービス「USEN AI店長」を22日から開始した。「USENレジ」に蓄積された売上実績や店舗データなどを基に、売上アップにつながるアドバイスや業務上の改善などを知らせる。人工知能(AI)は飲食店の経営に特化したものを活用し、店舗運営の効率化や経営の質向上などにつなげる。

飲食店向けのPOSレジ「USENレジ」シリーズは累計で4万店以上に導入されている。2015年から展開し、25年からは自社で設計・開発した「USENレジ」を販売している。

今回開始した「USEN AI店長」は、売上や来店客数に加えて、周辺のイベントや天候などのデータを参照し、売上動向を分析して経営のアドバイスなどを行う。日報や週報として閲覧できるほか、本部への報告もAIが行う。なお、「USENレジ」のオプションであるため、追加費用はかからない。

USEN AI店長
USEN AI店長

AIは、飲食店の経営に関する機能に特化させることで、一般的なAIよりも少ないやり取りで答えにたどり着きやすくなっている。

また、マニュアルや店舗独自のルールなどをAIに学習させることで、従業員も誰かに聞くことなく分からない業務などを確認することができる。
テスト導入した店舗では店長の業務削減につながったほか、本部の改善にもつながったようだ。

日々の業務内容を報告するレポートで、これまでは店長によって送られてくる時間や形式が異なっていた。「USEN AI店長」の場合は、受け取る時間や内容が均等になり、業務の平準化にも寄与したという。

塚本健太取締役副社長は「数字的なデータはまだないが、双方にとっての手間を大幅に減らすことができたと聞いている」と話す。

また、テーブルにあるドリンクの残量を検知するサービスも開始する。卓上・壁面のほか、配膳ロボットにAIセンサーカメラを設置し、リアルタイムで判別することで、最適なタイミングで注文を促せる。

ドリンクの残量検知システム
ドリンクの残量検知システム

こうしたサービスを通じて、早期に「USENレジ」の導入店を5万店以上に引き上げることを狙う。将来的には、小売店など他業種での展開も視野に入れる。

塚本副社長は「AIを使い慣れていない人でも扱うことのできるサービスになった。今以上にサービスを磨き上げ、将来的には他業種への水平展開もできれば」と語った。

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