「ペットボトルポスト」でリサイクル行動喚起、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾はダンス動画で後押し/サントリー

「ペットボトルポスト」でリサイクル行動喚起
「ペットボトルポスト」でリサイクル行動喚起

サントリーグループは、10月20日“リサイクルの日”から10月26日の間、東京・渋谷のイベントスペースで、分別すれば新しいペットボトルに生まれ変わって、次の人に届くことが疑似体験できる参加型イベント「~みんなのボトルを、みらいへ!~生まれ変わって、次の人に届くペットボトルポスト」を開催している。会場は、渋谷マークシティ マークイベントスクエア。各日11時~20時まで実施する。

渋谷のイベント会場に設置された「ペットボトルポスト」
渋谷のイベント会場に設置された「ペットボトルポスト」

「街中でリサイクルボックスを見かけたら、ゴミ箱ではなく、次の人に届けるための入り口、すなわちポストみたいだと思ってもらいたい」という考えからこのイベントが企画されることになったという。

10月20日には、この「ペットボトルポスト」イベントを紹介する記者発表会があり、10月11日から放映されているサントリーグループの新テレビCM「ボトルは資源!」篇に出演中の稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんが登場した。

香取さんは、“ペットボトルポスト”について、「素晴らしい発想だと思う。(リサイクルボックスをゴミ箱と思う)考え方を自分の頭の中で変えるのはなかなか難しい。でも、“ポスト”という知っているものが新しい形になれば行動も変えやすい」と話した。草彅さんも、「家の中では割とペットボトルを洗ってリサイクルしているが、外では無関心になってしまうところがあった。ちゃんと飲み切るだけでも、片づけてくださる方たちは助かると思う」とした。稲垣さんは、「リサイクルはできることの積み重ねが大切だと思う。ぜひ僕らの動画を楽しみながら普段から心がけてほしい」と語った。

渋谷で実施する「ペットボトルポスト」のイベントは、飲み終わったペットボトルを持参してもらい、「ペットボトルポスト」に分別して投函した人に、リサイクル素材100%ペットボトルの「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」(680ml)1本とサステニャステッカーをプレゼントする。「ペットボトルポスト」の体験を通じて、自販機横にあるリサイクルボックスは、“ポスト”のようなものであり、正しく分別すれば新しいペットボトルに生まれ変わり、次の人に届くことを伝えるねらいだ。

また、サントリーグループは、10月20日から、稲垣さん、草彅さん、香取さんが使用済みペットボトルの正しい分別を振り付けに取り入れたダンスを披露する縦型動画「みんなで #素晴らしい過去になろう」篇を、サントリー公式YouTubeチャンネルで公開している。ペットボトルを正しく分別すれば、何度もよみがえることの大切さを伝えていく。

イベント会場の風景
イベント会場の風景

サントリー食品インターナショナル執行役員の和田龍夫コミュニケーション本部長は、今回のイベントについて次のように話す。

「サントリーは10年以上前から業界に先がけ、ペットボトルの水平リサイクルとともに、啓発活動や出張授業などに取り組んできた。2030年にはペットボトルの100%サステナブル化を目指している。この数年は、環境やサステナブルに対して生活者の意識がだんだん高まっており、今のタイミングが非常に重要だと考えた。自社のためだけでなく、業界のため、世の中のためにやりたい。大きな形でやらないとなかなか世の中のムーブメントは作れないので、今回のイベントを企画した」

「日本はもともと高いリサイクル率を誇っているが、ボトルtoボトル水平リサイクルをさらに進めていくためには、(キレイな状態の使用済みペットボトルの総量を増やしていく必要があり、そのためには)家の外での分別が1番の課題だ。自販機横のリサイクルボックスはゴミ箱だと思われて何でも捨てられ、ペットボトルも飲み残しのあるまま捨てられてしまう。今回のイベントでは、ただ、飲み切るだけでもその後のリサイクルがしやすくなるといったことをお伝えし、お客様の行動喚起や行動変化のきっかけにしていただこうと考えた。特に、若い世代の方の意識を高めてきたい」。

「ペットボトルポスト」でリサイクル行動喚起
「ペットボトルポスト」でリサイクル行動喚起
媒体情報

食品産業新聞

時代をリードする食品の総合紙

食品産業新聞

食品・食料に関する事件、事故が発生するたびに、消費者の食品及び食品業界に対する安心・安全への関心が高っています。また、日本の人口減少が現実のものとなる一方、食品企業や食料制度のグローバル化は急ピッチで進んでいます。さらに環境問題は食料の生産、流通、加工、消費に密接に関連していくことでしょう。食品産業新聞ではこうした日々変化する食品業界の動きや、業界が直面する問題をタイムリーに取り上げ、詳細に報道するとともに、解説、提言を行っております。

創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
主な読者:
食品メーカー、食品卸、食品量販店(スーパー、コンビニエンスストアなど)、商社、外食、行政機関など
発送:
東京、大阪の主要部は直配(当日朝配達)、その他地域は第3種郵便による配送
購読料:
3ヵ月=本体価格12,000円+税6ヵ月=本体価格23,000円+税1年=本体価格44,000円+税