キリンの独自素材をコカ・コーラ社の「アクエリアス」や「い・ろ・は・す」に活用、「プラズマ乳酸菌 免疫ケアシリーズ」3月6日発売

「コカ・コーラ社 プラズマ乳酸菌 免疫ケアシリーズ」
「コカ・コーラ社 プラズマ乳酸菌 免疫ケアシリーズ」

日本コカ・コーラは「アクエリアス」「い・ろ・は・す」「ジョージア」「ミニッツメイド」の4ブランドで、キリンホールディングスの独自素材「プラズマ乳酸菌」を配合した機能性表示食品「コカ・コーラ社 プラズマ乳酸菌 免疫ケアシリーズ」を発売する。

3月6日から北海道・北陸・長野エリアで発売し、今後、全国展開も視野に入れる。清涼飲料の競合メーカーがタッグを組むのは珍しく、注目されそうだ。

ラインアップは、「アクエリアス プラズマ乳酸菌 免疫ケア」(500mlPET/168円税別)、「い・ろ・は・す プラズマ乳酸菌 免疫ケア」(540mlPET/146円税別)、「ジョージア プラズマ乳酸菌 免疫ケア」(280mlPET/149円税別)、 「ミニッツメイド プラズマ乳酸菌 免疫ケア」(280mlPET/140円税別)の4品。

今回のタッグを組むことについて、日本コカ・コーラはキリンの「健康な人の免疫維持をサポートしたい」という思いに共感したという。2月7日に行われた新製品発表会で、日本コカ・コーラ社マーケティング本部ニューカテゴリー事業本部長の向江一将さんは、今回の異例の取り組みについて次のように語る。「両社とも消費者の悩みに真摯に向き合い、社会にとって価値があるのではないかという熱い思いがあった」「そこで、(プラズマ乳酸菌を)原料供給していただく形でタッグを組んだ」。

製品化にあたっては、免疫関連の機能性表示食品市場における2020-2022年の3年間平均成長率が189%と高く、118億円に達するなど、消費者の免疫対策への意識が高まっていること。ただ、免疫維持を重要と考えていても習慣化できないという悩みが多いことに着目したという。

日本コカ・コーラは、親しみのあるいつものブランドで、飲みやすいおいしさや、生活のいろいろなシーンで選べる幅広いカテゴリーで展開することが大切と考え、スポーツドリンクやコーヒーなどで展開する。向江さんは、「独自性の高い原料と、慣れ親しんだわれわれのブランドを組み合わせることがカギだと考えた」と語る。

日本コカ・コーラ社 向江本部長、キリンホールディングス社 ヘルスサイエンス事業部・藤原部長
日本コカ・コーラ社 向江本部長、キリンホールディングス社 ヘルスサイエンス事業部・藤原部長

3月の製品投入においては、テレビCMやデジタル広告を展開する。CMキャラクターは浜辺美波さんを起用する予定とする。

なお、販売エリアとしている北陸と長野は、富山県・石川県・福井県・長野県の一部自動販売機において、「アクエリアス プラズマ乳酸菌 免疫ケア」と「ミニッツメイド プラズマ乳酸菌 免疫ケア」の2製品の発売となる。