「コスタコーヒー」ヨーロッパのカフェブランドが“コーヒー大国”日本で提供する価値とは【PR】

1970年代にイギリス・ロンドンで創業。その後、ヴォクソールブリッジロードに最初のコスタ コーヒーショップをオープン
1970年代にイギリス・ロンドンで創業。その後、ヴォクソールブリッジロードに最初のコスタ コーヒーショップをオープン

日本は世界トップクラスのコーヒー大国だ。コーヒー消費量は、アメリカ、ブラジル、ドイツに次いで第4位(2021年度)で年間42.3万トン(全日本コーヒー協会調べ)。国民1人あたり毎日1杯弱(0.93杯)を飲んでいる計算だ。

多くのカフェブランドがスーパーマーケットや街中にひしめき合っているコーヒー激戦地の日本市場で存在感を高めているブランドがある。ロンドン発祥のカフェブランド「コスタコーヒー」だ。2020年の日本上陸以来、容器入りコーヒー、業務用などに展開範囲を広げ、日本コカ・コーラの調査によると認知度は約8割(※)まで高まっているという。※日本コカ・コーラ調べ

後発ながらも「コスタコーヒー」が支持されたのはなぜか。そのカギは、焙煎を深くせずコーヒー本来の味わいが楽しめることや、コーヒーでもっと多くの人に幸せになってもらいたいという創業からの思いがあった。

〈コスタコーヒーの歴史〉

コスタコーヒーは50年以上に渡ってコーヒーを世界中で提供し、多くの人々から愛されてきた。その歴史は、1971年にイタリア人のコスタ兄弟、セルジオとブルーノの2人が「日常に美味しいコーヒーを多くの人に伝えたい」という思いを持ってロンドンに渡ったことから始まる。二人は小さな焙煎所を設立し、最高品質のコーヒーを目指して112種類ものブレンドの試作を繰り返した。それにより現在も愛されるコスタのオリジナルブレンド、いわゆる「シグネチャーブレンド」(象徴するブレンド)にたどりついたという。

その後、世の中でコーヒー需要が高まり、コスタオリジナルブレンドのコーヒー豆は、ロンドン市内のさまざまな企業へ配達された。そして、1979年にいよいよ最初のコスタコーヒーショップをオープンした。ロンドンで初めて、エスプレッソとカプチーノを陶磁器のカップにいれて提供した店としても知られている。

「コスタコーヒー」は、ロンドンの中心街で店舗数を急拡大し、現在ではヨーロッパを中心に世界45か国で4000店舗以上を展開する、ヨーロッパナンバーワン(※)のカフェブランドとなった。そして、2019年にはザ コカ・コーラカンパニーの一員となっている。※店舗数ベース(アレグラ社2021年ワールドコーヒーポータル調査)

〈日本には2020年導入。国内で存在感高める〉

日本の喫茶・カフェ事情をみると、1970年代に喫茶ブームが起こり、1990年代からはアメリカ発祥のシアトル系カフェチェーンが人気となった。だが、コーヒーの本場であるヨーロッパのカフェブランドは、これまで日本で大きく展開できていない。

そのような中で、「コスタコーヒー」は日本での活動を2020年に業務用の展開からスタート。翌年の2021年4月から「コスタコーヒー ブラック」「コスタコーヒー カフェラテ」265mlPETボトルを発売したところ、人気となった。コーヒー規格の1.3倍(※)のコーヒー豆を使用したリッチな味わいに加え、スタイリッシュなPETボトル容器が好評だった。※公正競争規約 コーヒー規格下限基準値(5g/100g)比

日本コカ・コーラで「コスタコーヒー」を担当するシニアマーケティングディレクターの成岡誠さんは次のように語る。「コーヒーは嗜好性の高い飲み物なので、いろいろな飲み方や好みがある。街中のカフェでは、深い焙煎で苦みの強いシアトル系コーヒーが定着していた。“コスタコーヒー”は、焙煎をそこまで深くせずに、芳醇なアロマとなめらかな飲み心地が特徴だ。ロンドン発祥のコーヒーであることや、コーヒー本来の味わいを楽しめることが支持されたのではないか」。

成岡さんは、「一度飲んでもらえれば、味わいには絶対の自信がある」と話す。それは、レジャー施設など業務用で「コスタコーヒー」の商談をする際、試飲まで持ち込むと高い確率で採用されている確かな実績や、PETボトル製品では飲用者の満足度、リピート飲用意向が約8割に及ぶという調査結果に裏打ちされている。(※)「コスタコーヒー」は、とくに消費者の飲用体験が成長のカギであり、オンラインキャンペーン、リアルイベント双方での大規模サンプリングなどを通して、まずは一度体験してもらうことに注力している。※日本コカ・コーラ調べ

コスタコーヒー「フラットホワイト」のサンプリングイベントの様子
コスタコーヒー「フラットホワイト」のサンプリングイベントの様子

容器入りコーヒーでは、2023年3月にコスタコーヒーを代表するカフェメニュー「フラットホワイト」を、全品をフルリニューアルするタイミングで「コスタコーヒー フラットホワイト」として新発売した。コスタコーヒーのカフェで提供される「フラットホワイト」は、カフェラテと比べてより濃厚なエスプレッソを使用し、やや少なめのスチームドミルクと混ぜ合わせながら作ることで、一口目からエスプレッソの芳醇な味わいと豊かなコクをしっかり楽しめるのが特徴だ。きめ細かく泡立てたミルクを注ぐので液面が”フラット”になることがその語源だそうだ。

「コスタコーヒー」はミルク入り商品として、他にも「コスタコーヒー プレミアムラテ」を展開しているが、ミルク入りを全部ひっくるめて「ラテ」と呼ばずに、ミルクを主役にした「ラテ」と、エスプレッソが主役の「フラットホワイト」と明確に区別して展開しているあたり、「コスタコーヒー」のこだわりが出ている。

〈創業の精神「もっとたくさんの美味しいコーヒーを」に挑戦〉

創業時からコスタコーヒーは、「もっとたくさんの美味しいコーヒーを、もっと多くの人々へ」を目指して活動し、それにより最も愛されるプレミアムのトータルコーヒーブランドを目指している。

その実現に向けて日本で取り組むのが「“コスタコーヒー”マルチプラットフォーム戦略」だ。これは、家庭用や業務用など、さまざまな業態・製品で「コスタコーヒー」を展開し、多くの人に届けるもの。ヨーロッパのカフェブランドとして認知を拡大するねらいもある。

家庭用では、ペットボトルでリッチな味を提供する“容器入りコーヒー”のほか、2023年4月からは、レギュラーコーヒーなど自宅でコーヒータイムを楽しめる“家庭用製品”の「コスタコーヒー ホームカフェ」シリーズを展開。ラインアップは、レギュラーコーヒー粉のほか、希釈タイプや1リットル紙容器入りのリキッドタイプを揃えた。

手淹れ品質の味わいが楽しめる「コスタコーヒー」。PETボトルタイプは「プレミアムブラック」「プレミアムラテ」「フラットホワイト」「ハニーラテ」を発売。ボトル缶は、「抹茶エスプレッソラテ」を展開。さらにセブン&アイグループ限定でレギュラーコーヒーやストレートの1L紙パック商品、ボトル缶を展開。
手淹れ品質の味わいが楽しめる「コスタコーヒー」。PETボトルタイプは「プレミアムブラック」「プレミアムラテ」「フラットホワイト」「ハニーラテ」を発売。ボトル缶は、「抹茶エスプレッソラテ」を展開。さらにセブン&アイグループ限定でレギュラーコーヒーやストレートの1L紙パック商品、ボトル缶を展開。

業務用では、コスタコーヒー認証のフルオート機と専用コーヒー豆を提供するサービスを、映画館をはじめとしたレジャー施設やカフェなどにおいて、関東中心に1200拠点以上展開している。(2023年5月末時点)

コーヒー豆や焙煎、ミルクなど、すべてで最高品質目指す
コーヒー豆や焙煎、ミルクなど、すべてで最高品質目指す

プロのバリスタが手で淹れる「カフェ店舗」も、今年の夏から出店を始める予定。大手総合商社の双日とロイヤルホールディングスが業務提携して設立した双日ロイヤルカフェが運営することから、大規模な展開になりそうだ。

〈成長を続けるカギはコーヒー本来の味わいを引き出したミディアムローストの豊かな味わい〉

さまざまな業態や商品を展開する「コスタコーヒー」だが、共通しているのは半世紀にわたって追求しているコーヒー本来の味や香りを引き出した味わいだ。店舗でも容器入りのコーヒーでも、「コスタコーヒー」が提供する一杯のコーヒーは、豆の選定から焙煎、抽出、ミルクのすべてにこだわり、贅沢にブレンドした厳選豆をじっくり丁寧に焙煎、抽出した味わいとなっている。深煎りの苦味やコクが特徴のシアトル系コーヒーとは異なり、ヨーロピアンスタイルの中煎りの華やかな香りと風味豊かな味わいが「コスタコーヒー」の特徴だ。

コスタ兄弟がロンドンでコーヒーの卸売り会社を設立しコスタコーヒーの歴史が始まる
コスタ兄弟がロンドンでコーヒーの卸売り会社を設立しコスタコーヒーの歴史が始まる

日本コカ・コーラ社でコスタコーヒーのブランドマネジャーである宮川可奈子さんは語る。「ヨーロッパで多くの人々に愛されてきた味わいを、もっといろいろな場面で楽しんでもらいたい。家庭用商品のメニューとしても、“コスタコーヒー”ならではのおいしさを、カフェラテにしたり、フラットホワイトにしたりして楽しんでもらうことを目指している。おいしいコーヒーで、もっと多くの人に幸せになってもらいたい。この創業の思いは日本で展開する“コスタコーヒー”のブランドパーパス(存在意義)にもなっている」。

「コスタコーヒー」は、50年を超える歴史があるが、日本に入ってきたのが2020年のため、比較的新しいブランドだと思われがちだ。ヨーロッパで最も多く店舗を持つカフェブランドとして、日本でも大きな存在になれるか。コスタコーヒーが目指す上質なコーヒーを多くの人に体験してもらい、これまでとは異なる風味豊かな味わいを知ってもらうことがカギになりそうだ。

媒体情報

食品産業新聞

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食品・食料に関する事件、事故が発生するたびに、消費者の食品及び食品業界に対する安心・安全への関心が高っています。また、日本の人口減少が現実のものとなる一方、食品企業や食料制度のグローバル化は急ピッチで進んでいます。さらに環境問題は食料の生産、流通、加工、消費に密接に関連していくことでしょう。食品産業新聞ではこうした日々変化する食品業界の動きや、業界が直面する問題をタイムリーに取り上げ、詳細に報道するとともに、解説、提言を行っております。

創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
主な読者:
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