〈シグナル〉サツマイモのポテンシャル

猛暑となった夏も終わりに近づき、次第に秋の気配を感じるようになってきた。秋の味覚の一つサツマイモが好きなので、店頭に並び始めたアイスクリームやチョコレートのサツマイモフレーバーを早速試した。

秋限定ではなく、健康志向の高まりなどで昨今、サツマイモはブームのようだ。産直企業の農業総合研究所によると、しっとり系とねっとり系の新種に勢いがあるという。特に伸びが顕著だったのが、しっとり系の代表品種「シルクスイート」で、2022年の販売額は前年から2倍以上伸びた。安納芋は2021年までほとんど取り扱いがなかったが、2022年に一気に人気銘柄に。こちらはねっとり系の代表品種で個人的な「推し芋」だ。

サツマイモ人気に着目した製油メーカーもある。J-オイルミルズによると、サツマイモはもともと、女性に人気の食材だが、近年レシピサイトでの検索数が急上昇し、関連イベントが各所で開催されるなど、トレンドとなっている素材だという。油種の中でもオリーブ油の需要拡大を目指し、連想してもらえる素材として、サツマイモとオリーブ油との組み合わせ提案に力を入れている。メニュー開発やウェブでの販促とともに、店頭では生鮮連動も仕掛けていくとしている。

食物繊維も豊富で、炭水化物を摂れる腹持ちする主食としてはもちろん、自然な甘みがあるためスイーツとの相性も良い。サツマイモのポテンシャルは非常に高い。