緑茶ブランド「綾鷹」、都内でVTuber「儒烏風亭らでん」さん案内のバスツアー実施、体験施策で継続伸長を後押し/コカ・コーラシステム
 
												コカ・コーラシステムの緑茶ブランド「綾鷹」は、ブランドメッセージ「ヒトクチ、ヒトイキ。自分のリズムでいこう。」を体験できる秋キャンペーンとして、11月から東京・表参道~赤坂~外苑エリアを巡る期間限定バスツアーを実施している。

車内を「綾鷹」らしい和モダンな意匠でまとめ、3種類の季節の和菓子とともに「綾鷹」を味わう内容で、案内役にはVTuber「儒烏風亭らでん(じゅうふうてい・らでん)」さんを起用した。11月からのツアー実施に向け、10月6日に第1期の参加受付を行ったところ、予約開始から1時間で満席となる便も出るなど好評だった。10月30日からは第2期の受付も開始している。
今回のバスツアーは、春に展開した「ヒトクチヒトイキ茶室」に続く“動く茶室”の第2弾として企画されたもの。リアルとデジタルを融合した体験を通じて、「自分のリズムを取り戻す」というブランドメッセージを生活者に届ける狙いがある。バス運行と並行して、鉄道をテーマにした音声コンテンツや、公式YouTubeチャンネルでの専用動画も配信し、体験の場を広げている。

10月30日に都内で行われたPRイベントでは、お笑いコンビ「ロッチ」とタレントの足立梨花さんがツアーを体験し、「写真を撮りたくなるスポットが多く、秋をゆっくり楽しめる企画」と紹介した。
日本コカ・コーラ社マーケティング本部トータルティーカテゴリー事業部ディレクターの脇若英輔氏は、「昨年の大幅リニューアルで“綾鷹”は過去最高の販売数量を記録した。今年も勢いを維持し、プラスで推移している」と語った。

脇若氏は「綾鷹」の成長要因として、①ブランドキャンペーンの浸透による認知拡大と新規ユーザーの獲得、②「綾鷹×おにぎり」施策の定着、③機能性表示食品の「綾鷹 濃い緑茶」や2L大型PETなどコア以外の製品拡充――の三つを挙げた。
おにぎり施策では、2025年春に渋谷で期間限定店「おにぎり食堂 綾鷹屋」を開いたのに続き、秋には北海道から沖縄まで各地の流通やご当地タレントと連携したイベントを実施。地域食材を使ったオリジナルおにぎりと「綾鷹」を組み合わせる体験を提供し、「現場での体験を通じて“おにぎりに合う緑茶”のイメージが広がった」と説明した。
今回行うバスツアーのVTuber「儒烏風亭らでん」さんの起用については、「新たなユーザーとの接点づくりを意識した。ファン層の支持も厚く、キャンペーンの認知拡大につなげていく」と述べた。
緑茶飲料市場の動向は、「若年層の流入が進み、金額ベースで堅調に推移している」と分析する。その上で「綾鷹」は体験施策や周辺商品の強化などでユーザーを増やし、継続的なブランド成長を目指すとした。
なお、バスツアーは、11月1日~11月24日のうち土日・祝のみ開催。運行エリアは表参道・赤坂・外苑で、体験時間は約1時間。参加費は1000円(税込)。「綾鷹」のブランドサイトで予約受付している。

 







