「サントリー天然水」、375mlPET投入で飲用シーン拡大 水源価値と容量戦略を強化

「サントリー天然水」550ml/375ml、「サントリー天然水 きりっと果実 ピンクグレープフルーツ&マスカット」600ml
「サントリー天然水」550ml/375ml、「サントリー天然水 きりっと果実 ピンクグレープフルーツ&マスカット」600ml

サントリービバレッジ&フードは、「サントリー天然水」の容量戦略と水源価値の訴求を強化している。3月10日には新たに「サントリー天然水」375mlPETを投入し、携帯性や飲みきりニーズに対応することで、飲用シーンの拡大を図る。

2024年に容器を刷新した1L PETも好調で、容量の選択肢を広げながら、ブランドの核である水源価値の発信を強めている。同ブランドは、水源にこだわった冷たくて清らかな、清冽なおいしさを訴求している。2018年以降、国内清涼飲料市場において年間販売数量8年連続No.1ブランドとなっている(サントリー調べ)。

同社ブランドマーケティング本部課長の佐藤匡氏は、「水源で育まれた清冽な水のおいしさの価値をしっかり伝えていくことに加え、生活者のニーズに合わせた容量提案を広げている。パーソナルコンパクトの375mlPETは、高齢化が進む中で、水分摂取量が落ちがちな層や少量を持ち歩きたい層、バッグに入れやすいサイズを求める層に向けた提案。単に小さくしただけではなく、持ちやすさや収まりやすさも意識した。少しだけ飲みたい場面や、外出時に持ち歩きたい場面に応える商品だ」とする。

容量戦略については「1L PETで手応えを得たことで、パーソナルサイズの中でも新たな需要を開拓できる余地があると考えた。価格改定が続く中で市場環境は以前と異なるが、生活者の変化に合わせて新しい需要をつくることが重要になる。既存サイズを維持しながら、新たなサイズで接点を広げていきたい」と説明する。

また、水源価値の理解を深める取り組みとして、学校教材の提供も進めている。小学4年生向けの探究授業の教材を年間約10万人規模で提供し、水と森の関係や天然水ができるまでを学べる内容としている。

備蓄提案では、同社は昨年8月から「ちょ備蓄」プロジェクトに取り組んでいる。普段使うものを少し多めに買っておく備え方を提案し、日常の買い物の延長線上で備えにつなげていく考えだ。

同ブランド周辺では、「サントリー天然水 きりっと果実」シリーズの再加速も図る。4月7日に発売した「サントリー天然水 きりっと果実スカッシュ! オレンジ&マンゴー」は、“おやつ炭酸”ではなく、日中やオンタイムにも飲みやすい“フレッシュ炭酸”として提案する。5月12日には「サントリー天然水 きりっと果実 オレンジ&マンゴー」「同 ピンクグレープフルーツ&マスカット」を刷新し、「同 オレンジ&マンゴー」では950mlPETも新たに投入する。「きりっと果実」シリーズで周辺需要の取り込みを進めていく。

佐藤氏は「『サントリー天然水』は、単なる飲み物にとどまらず、生活を支えるブランドとしての役割も担う。カテゴリーを盤石にしながら、新しい需要を着実に広げたい。水を取り巻くニーズが変化する中でも、ブランドの核であるおいしさと水源価値をぶらさず、生活者に選ばれ続ける存在を目指していく」とする。

媒体情報

食品産業新聞

時代をリードする食品の総合紙

食品産業新聞

食品・食料に関する事件、事故が発生するたびに、消費者の食品及び食品業界に対する安心・安全への関心が高っています。また、日本の人口減少が現実のものとなる一方、食品企業や食料制度のグローバル化は急ピッチで進んでいます。さらに環境問題は食料の生産、流通、加工、消費に密接に関連していくことでしょう。食品産業新聞ではこうした日々変化する食品業界の動きや、業界が直面する問題をタイムリーに取り上げ、詳細に報道するとともに、解説、提言を行っております。

創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
主な読者:
食品メーカー、食品卸、食品量販店(スーパー、コンビニエンスストアなど)、商社、外食、行政機関など
発送:
東京、大阪の主要部は直配(当日朝配達)、その他地域は第3種郵便による配送
購読料:
3ヵ月=税込15,811円、6ヵ月=税込30,305円、1年=税込57,974円