ローソンストア100「だけ弁当 漬物」発売、3種漬物で税別200円の“温めない”弁当、超シンプル“だけ弁当”シリーズ第8弾

ローソンストア100「だけ弁当(漬物)」
ローソンストア100「だけ弁当(漬物)」

「ローソンストア100」は8月23日、おかずが“漬物だけ”で税別200円(税込216円)の「だけ弁当(漬物)」を発売する。

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“だけ弁当”は、あえて1種類におかずを絞った超シンプルな弁当シリーズ。小ぶりな弁当であるため、「ローソンストア100」が販売しているサラダや総菜、汁物、麺類、デザートなどとの組み合わせを、その時の食欲やシーンに合わせて選べることから好評を得ている。

2021年6月に第1弾商品として、“おかずがウインナーだけ”の「ウインナー弁当」を発売。その後、第2弾「ミートボール弁当」、第3弾「のり磯辺揚弁当」、第4弾「白身フライ弁当」、第5弾「チキンナゲット弁当」、第6弾「玉子焼弁当」を展開している(商品名は発売当時のもの、一部商品は現在休売)。2023年6月28日には第7弾「だけ弁当(コロッケ)」を発売した。

だけ弁当第1弾「だけ弁当(ウインナー)」
だけ弁当第1弾「だけ弁当(ウインナー)」
だけ弁当第7弾「だけ弁当(コロッケ)」
だけ弁当第7弾「だけ弁当(コロッケ)」

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今回登場する第8弾「だけ弁当(漬物)」は、ゆかりを混ぜ込んだご飯の上に、3種類の漬物「広島菜漬(ひろしまなづけ)」「日向漬(ひなたづけ)」「安藝紫(あきむらさき)」をトッピングしている。『レンジで温めず、そのまま味わう』弁当だ。

緑色の「広島菜漬(ひろしまなづけ)」は、九州の高菜や信州の野沢菜と並ぶ“三大漬菜”の一つである、 広島県名産の伝統的な漬菜。程良い歯切れがあり、豊潤な風味が特徴。今回は、広島県にある広島菜漬の名店「廣島魁 山豊(ひろしまさきがけ やまとよ)」の漬物を使用している。

黄色の「日向漬(ひなたづけ)」は、天日干しした大根を漬け込み、昔ながらの手法でつくられた沢庵(たくあん)で、宮崎県にある道本食品の商標登録商品。宮崎の青い冬の空の下、たっぷりと太陽を浴びて天日干しされた大根から作っており、ほんのりと甘めの味わいに仕上げている。

紫色の「安藝紫(あきむらさき)」は、熟成された広島菜と赤しそを組み合わせた、上品な味の漬物で、醤油と胡麻でまろやかに仕上げている。広島菜漬と同じく「廣島魁 山豊」のものを使用している。

ローソンストア100「だけ弁当(漬物)」
ローソンストア100「だけ弁当(漬物)」

〈一度はボツになった漬物弁当、『レンジで温めなくても美味しい仕様』になって復活〉

ローソンストア100の「だけ弁当(漬物)」開発者によると、「おかずは漬物だけの弁当」は、2022年の春に一度試作したことがあったが、レンジで温めると漬物の匂いが強くなってしまい、商品化は難しいと一度はボツになったという。

しかし、あるテレビ番組で試作品を紹介した際に、出演者の女性タレント(王林さん)が「レンジで温めないと約束するから商品化してほしい」「(発売されたら)絶対買う」とコメント。

また、社内で試作品を提供したところ、女性社員からの評価は高く、「発売が決まったら教えてください!買います!」などの言葉から、「やっぱりアリだ!」と確信。ぜひ商品化してほしいと「だけ弁当シリーズ」産みの親の林弘昭氏や、商品部の山田克徳氏に訴え、一度はボツになった商品開発が復活した。

開発に携わった広報の池内友子氏(中央)と、「だけ弁当シリーズ」産みの親の林弘昭氏(左)、商品部の山田克徳氏(右)
開発に携わった広報の池内友子氏(中央)と、「だけ弁当シリーズ」産みの親の林弘昭氏(左)、商品部の山田克徳氏(右)

開発にあたっては、レンジで温めると漬物の匂いが強くなることから、レンジで温めなくても美味しい仕様にするという方向に発想を転換。「ゆかりおにぎり」に漬物を沿えたような、アッサリとしていながら風味が豊かで味わい深いお弁当が完成した。漬物が主役のため、漬物の美味しさと品質にはこだわっており、脂っこいものを控えてアッサリ、サッパリと食べたい時や、飲み会の後のシメ、和風な味を楽しみたいときなどに合うという。

なお、「だけ弁当(漬物)」商品開発が復活するきっかけとなった王林さんは、発売に先立ちローソンストア100あてにコメントを行っている。コメント動画はX(Twitter)のローソンストア100公式アカウント(@lawsonstore_100)や、「だけ弁当」シリーズ特設サイトで視聴できる。

◆ローソンストア100「だけ弁当」特設サイト

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