ローソン24年度上期商品戦略、タイパ・コスパ・ウェルパを重視した商品投入、藤井商品本部長が戦略説明

ローソン24年度上期商品戦略 「タイパ+食べ応え」を実現する「具!おにぎり」シリーズ
ローソン24年度上期商品戦略 「タイパ+食べ応え」を実現する「具!おにぎり」シリーズ

ローソンは、2024年度上期の商品戦略として、消費者の購買行動の変化に対応し、時間効率を重視したタイパ(タイムパフォーマンス)、費用対効果を意識したコスパ(コストパフォーマンス)、居心地の良い状態を効率よく求めるウェルパ(ウェルビーイングパフォーマンス)を重視した商品投入を行う。3月21日、都内で商品戦略説明会を開き、藤井均常務執行役員商品本部長らが上期商品戦略などについて説明した。

藤井均常務執行役員商品本部長
藤井均常務執行役員商品本部長

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〈2023年度は「定番商品」と「チャレンジ商品」の2軸で開発、2024年度も方向性を継続〉

商品開発においては、同社が掲げる「3つの約束」、すなわち「圧倒的な美味しさ」「人への優しさ」「地球(マチ)への優しさ」のうち「圧倒的な美味しさ」を実現するため、2023年度は定番商品とチャレンジ商品の2軸で開発に取り組んできた。

2024年度もその方向性を継続する。コロナ以前のCVS(コンビニエンスストア)需要が戻る中、日常ニーズに応え売上のベースになり、約7割を占める定番商品に加え、変化に対応し新規顧客層獲得を目指し約2割を占めるチャレンジ商品を積み上げ、さらなる売上拡大を目指す。

それに加え近年、デジタル環境の変化やインフレなどの社会環境を背景に、消費者の購買行動の変化から、タイパ・コスパ・ウェルパのニーズが顕在化しているという。

〈「タイパ+α」を提案、αには「食べ応え」「プチ贅沢」「栄養バランス」など〉

タイパ重視の志向は、必要なものにはお金を惜しまない、またおいしさや栄養バランスには妥協したくないという傾向があり、同社はチャレンジ商品として、時短に付加価値を付けた「タイパ+α」の商品を提案する。

4月2日には、「タイパ+食べ応え」を実現する商品として、のり弁当がそのままおにぎりになった「具!おにぎり まるで明太のり弁」を発売。また5月以降、ワンハンドで食べられて「タイパ+プチ贅沢」を実現するスティック状のケーキ、手間がかからず肉や野菜、パスタを手軽に食べられ「タイパ+栄養バランス」を実現するパスタサラダといった商品の投入を予定する。

〈「コスパ」「ウェルパ」「ソーシャルグッド」など多方面を強化、「価格と価値のバランスを考えながら捉えたい」〉

コスパ重視の志向は、物価高から低価格志向はあるものの、チャレンジ商品では価格帯・内容量などで高付加価値を付与することによる「コスパ商品」に着目。既存の「Lチキ」に比べ1g当たりの価格を下げ、ボリューム感のある「LLチキ」や、ボリューム感のあるベーカリーなどを順次発売。定番商品では、低価格志向対応する大容量のPBカップ麺など発売して応えていく。

さらにウェルパとも関連し、「ソーシャルグッド」に対応した商品も強化。地球温暖化や人口増加による食料問題などSDGsへの意識が高まる中、余剰食材を活用し、食品ロス削減にも貢献する商品を増やしていくという。

藤井本部長は足元の消費行動について「CVSは変化対応業であり必ずしも継続的ではないが、タイパ志向は長く続くかもしれないと思う。コスパはインフレの中で低価格ニーズもあるが、賃金上昇も見込まれ、価格と価値のバランスを考えながら捉えたい」など話した。