イトーヨーカ堂・セブン-イレブン×Netflixがコラボ商品発売へ、ブランド力と商品開発力・店舗網で新たな価値創造目指す

「イトーヨーカ堂×セブン-イレブン・ジャパン×Netflix」 コラボレーション商品
「イトーヨーカ堂×セブン-イレブン・ジャパン×Netflix」 コラボレーション商品

◆映画鑑賞で夜間のセブン来店促進に

イトーヨーカ堂とセブン-イレブン・ジャパン(セブン)は、日本でのサービス開始から10 周年を迎えたNetflix と連携し、Netflix コラボレーション商品を発売する。コラボレーション商品は11月15日から、ブラックフライデー企画の一環として 全国のセブン-イレブンで13アイテム、およびイトーヨーカドーなどの店舗にて約30アイテムを展開する。

10月27日に、 東京都港区で発表会を行い、 Netflix ビジネスディベロップメントシニアディレクターの下井昌人氏らが概要を説明した。

伊藤営業本部長(右)、下井シニアディレクター(中央)、片岡SMD
伊藤営業本部長(右)、下井シニアディレクター(中央)、片岡SMD

企画の背景について、イトーヨーカ堂取締役執行役員の伊藤弘雅営業本部長は、「イトーヨーカ堂では今年、商品を通して、楽しく豊かに『わくわく』する気持ちをお届けすることを特に大事に商品開発を行っている。Netflixの『暮らしを重ねる』というコンセプトと、我々の商品開発を組み合わせることで、今までにないチャレンジができると考え、この挑戦が始まった」と説明した。

セブンによると、今回の取組みはNetflixブランドを冠した商品数としては国内最大規模となる。

セブン-イレブン・ジャパン商品本部菓子・アイスクリーム部シニアマーチャンダイザーの片岡孝寛氏は「2007年から『創造領域』として始まった『セブンプレミアム』は1兆5000億円規模のブランドに成長した。この背景のように、新しさに対する好奇心をもって挑戦し、ここに地域に寄り添う『あてにされ続ける信頼感』をかけあわせたい。Netflixのわくわくと信頼感の両面をスピード感をもって進めていく」と説明した。

多くの人が動画視聴する夜の食シーンを考え、セブンでは夜間の来店促進につなげたいと考える。SNSの発信にも力を入れ、各社連携して新規顧客や若年層にアプローチする。楽しいコンテンツと買い物体験から、新たなファンを広げる取り組みにする。

旗艦店の取り組みとして、イトーヨーカドー木場店(東京都江東区)と大森店(東京都大田区)では、11月15日から店内にNetflixブランドを表現したフォトスポットを設置する。

商品開発においては、「セブンプレミアム」で培ってきた開発ノウハウを活かし、パッケージデザインはNetflixが監修し、ブランドの世界観を反映した特別仕様となっている。美味しさにプラス面白さという新たな価値を取り入れることで、各社の強みを最大限に活かし、約1年をかけて共同開発を進めてきた。

コラボ商品には、人気商品「金のマルゲリータ」をブラックフライデーにちなんだ特別仕様にアレンジした「Netflix セブンプレミアム ゴールド 金のブラックマルゲリータ」(税込753円)、味や色の変化が楽しめる「辛口ブラックチゲラーメン」(税込300円)など、ユニークなアイデアを詰め込んだ商品を展開。

映画鑑賞にあう菓子類も
映画鑑賞にあう菓子類も

「キャラメルポップコーン」(税込213円)、ゼロカフェイン、ゼロシュガー、ゼロカロリーのエナジードリンク「ミッドナイトブースト 250ml缶」(税込235円)など、夜間の映画鑑賞に合う商品も取り揃えている。

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食品産業新聞

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創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
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