【ファミマのおせち2026】発表会、消費の二極化に「贅沢」「欲望」「背徳」のキーワード
ファミリーマートは、9月24日から全国の店舗(沖縄県を除く)およびファミマオンラインにて2026年のおせちの予約販売を実施している。
11月25日、東京・芝浦の本社で商品発表会を開き、商品本部デリカ食品部惣菜・サラダグループの掛谷守如氏らが、2026年おせちトレンドについて説明した。
今年の飲食料品値上げは10月時点で2万381品目となり、昨年を上回った状況の中、おせちトレンドも消費の“贅沢”と“コスパ”の2極化が挙げられる。同社のアンケートによると、物価高によりおせち選びに影響があるとの回答が6割超で、お得感があるもの、加えて早割を活用したいという回答が8割に上った。一方、食の贅沢をしたいという人も半数以上に上り、お得にハレの日の贅沢を求める傾向も高まっている。
〈早割割引期間は3日延長、予約数は前年比10.9%増加〉
同社の来年のおせちは、過去最大の35品目とし「早割」「予約特典」を充実させた。
期間内の予約で10%割引になる早割は、昨年の7品目から10品目へに拡充し、3日延長し食品ロスにもつなげる。早割終了時、予約数が前年比10.9%と好調で、40代と50代の女性の購入が多かった。オンラインでの予約状況は、予約開始から21日目の前年同日比46%増加で推移している。
早期割引対象人気商品では「八百彦本店 おせち三段重(和洋中)」(店舗受け取り税込3万2,184円)、「おせち二段重(和洋)(同1万8,360円)、「おせち一段重(和風)」(同1万778円)などを展開。

鈴廣紅白かまぼこ、和牛ローストビーフ、愛知みかわ豚の黒酢酢豚などを盛り込んでいる。二段重は、原料の見直しを行い、昨年から1,000円値下げした。
〈コスパ重視の「欲望」「背徳」おせちも登場〉
昨年好評だった「欲望」「背徳」おせちも継続する。
「コスパ・欲望」おせちでは、「ぎをん や満文監修 迎春おせち+選べる欲望セット」(宅配税込2万1,060円)で、宮崎牛のA5ランクすき焼き用350gもしくはボイルずわい蟹400gのどちらかを選べる。

「コスパ・背徳」おせちは、「彩豊楽+丸ごとチーズにおぼれるキムチ鍋」(税込1万7,820円)で、カマンベールチーズ、国産豚バラ350g、冷凍キムチ300g、鍋の素を同封している。


デジタル事業本部デジタル事業部デジタルコマースグループの石川紘子氏は「欲望・背徳おせちは昨年も好評で、30代と40代の女性に特に支持された。お正月にぴったりなお鍋とおせちの組み合わせが一度に揃うので手間も省けると思う」と説明した。
他にも「しち十二候・ロジエ・ENGINE監修名店おせち」(税込2万2,680円)や、「サンリオキャラクターズのおせち詰合せ」(税込1万1,880円)など、キャラクターおせちも取り揃えた。









