リンガーハット値上げ、11月10日から「長崎ちゃんぽん」「長崎皿うどん」など平均3.6%、2022年2回目の価格改定

リンガーハット「長崎ちゃんぽん」
リンガーハット「長崎ちゃんぽん」

長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」は11月10日、「長崎ちゃんぽん」「長崎皿うどん」など主なメニューの値上げを実施する。対象商品は共通メニュー(単品)45品中、約50%。改定率は平均約3.6%。テイクアウト・デリバリーの価格も改定する。

【前回値上げ】リンガーハット「長崎ちゃんぽん」30円「長崎皿うどん」40円の値上げ、対象メニューは約65%、4月26日から

リンガーハットでは従来、兵庫県以東を「東日本エリア」、岡山県以西を「西日本エリア」として異なる価格設定をしてきたが、今回の価格改定に伴いこのエリア分けを改める。新しい区分では、東日本・西日本を合わせた「標準エリア」を設けたうえで、東京23区・沖縄・北海道のみを「地域別エリア」とし、「標準エリア」と異なる価格を設定する。

主力メニュー「長崎ちゃんぽん」は、「標準エリア」新価格が690円で、東日本10円、西日本40円の値上げ(以下、全て店内税込価格)。「地域別エリア(東京23区・沖縄・北海道)」新価格は740円で、現行の東日本価格から60円の値上げ。

「長崎皿うどん」の「標準エリア」新価格は730円で、東日本・西日本とも現行価格から10円の値上げ。「地域別エリア(東京23区・沖縄・北海道)」は新価格780円で、60円の値上げとなる。

「野菜たっぷりちゃんぽん」「彩りちゃんぽん」(各税込890円)、「ぎょうざ5個(単品)」(税込280円)については、全国共通の従来価格を据え置く。「セットぎょうざ3個」は新価格150円で、10円の値上げ。「セットぎょうざ5個」は新価格250円で、50円の値上げ。

「小さいちゃんぽん」「小さい皿うどん」は販売を終了し、「長崎ちゃんぽん麺少なめ」と「長崎皿うどん麺少なめ」を新たに発売する。麺の量はレギュラーサイズの半分、野菜はレギュラーと同量で、価格は各メニュー・各エリアのレギュラーサイズから100円引き。

リンガーハット 新旧価格比較表(2022年11月10日改定、店内税込価格)
リンガーハット 新旧価格比較表(2022年11月10日改定、店内税込価格)

なお、リンガーハットの値上げは2022年4月以来、年内2回目。前回値上げは「原材料費、物流費、人件費等の高騰により」実施したが、昨今のエネルギーコスト上昇やそれらに起因する調達コスト上昇で想定以上の影響を受け、現状価格で安定的な供給を継続することが“極めて困難”になったため、品質を維持しながら商品の提供を続けていくために、“やむを得ず”再度の値上げを行うという。

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