すき家「牛丼」を値下げ、並盛は480円→450円に/9月4日から

牛丼チェーン店「すき家」は9月4日午前9時から、看板メニュー「牛丼」を値下げする。
「牛丼」並盛は、現行の480円から、変更後は450円(各税込)となる。物価高が続くなか、消費者の節約志向も高まっており、値下げによって客数回復を図る。
改定幅は商品のサイズによって異なり、ミニは40円値下げ、並盛・大盛・特盛は30円値下げ。一方で、中盛とメガは価格を据え置く。

価格改定の詳細は以下の通り。価格表記はすべて税込。
◆「牛丼」ミニ 430円 → 390円(40円値下げ)
◆「牛丼」並盛 480円 → 450円(30円値下げ)
◆「牛丼」中盛 650円 → 650円(価格据え置き)
◆「牛丼」大盛 680円 → 650円(30円値下げ)
◆「牛丼」特盛 880円 → 850円(30円値下げ)
◆「牛丼」メガ 1,030円 → 1,030円(価格据え置き)
牛丼には、国産のコシヒカリ・ひとめぼれなど、厳選した国産ブランド米を100%使用している。今回の値下げによって、味わい・品質に変更はないという。
すき家を展開するゼンショーホールディングスは、「昨今、原材料費やエネルギーコストなどの上昇により、物価高が続いています。このような経済環境の中、すき家の牛丼を多くのお客様により手頃な価格でお楽しみいただきたいという想いから、価格改定を決定しました」とする。
なお、すき家では3月下旬の異物混入が影響し、既存店の客数は5カ月連続で前年割れが続いている。直近の7月でも93.9%と客数の戻りは鈍い。なお、4月から一部店舗を除く全店で24時間営業を取りやめ、毎日午前3時~4時は清掃業務としている。
〈同日から「月見すきやき牛丼」など発売〉
牛丼の価格改定と同じ9月4日、期間限定メニュー「月見すきやき牛丼」などを発売する。すき焼きダレがしみ込んだ白菜や春菊、しらたき、焼き豆腐などの具材を、牛肉と一緒に盛り付けたメニュー。
◆月見すきやき牛丼 / 月見辛旨すきやき牛丼
ミニ690円、並盛750円、中盛950円、大盛950円、特盛1,150円、メガ1,330円

◆すきやき牛丼 / 辛旨すきやき牛丼
ミニ630円、並盛690円、中盛890円、大盛890円、特盛1,090円、メガ1,270円
