丸亀製麺「じゃがバタうどん(北海道)」「飛騨牛しぐれ煮ぶっかけうどん(岐阜県)」など47都道府県で異なるうどんを販売

〈各県のうどんを食べて集めるスタンプラリーも開催〉
全国800店舗以上を展開する「丸亀製麺」は10月21日から、47都道府県で異なるうどんを販売する『わがまちうどん47』を開催する。
全国の「丸亀製麺」で働く従業員の中でも、合格率3割の独自の検定である「麺職人(現在1811人が在籍)」からレシピを公募した。集まった300以上のレシピから試作を重ね、約1年の期間を経て、各地域の特色を反映した47種類の新作うどんが完成した。

北海道「大地の旨み じゃがバタうどん」、石川県「8種具材の金沢おでんうどん」、新潟県「雪国まいたけと肉玉ぶっかけうどん」、兵庫県「牛すじぼっかけうどん」、京都府「黒煎り七味香る 衣笠風あんだくうどん」、広島県「土手鍋風牡蠣味噌うどん」といった、各地域の食文化や食材を活かしたうどんを取りそろえる。
開催に先立ち、10月16日に都内でメディア先行試食会が開催された。丸亀製麺の担当者は『わがまちうどん47』について、「地域に根ざし、日々お客様と接する麺職人による“うどん愛”“地元愛”が詰まった企画」と説明。試食会には、千葉県・長野県・京都府のメニューを考案した3人の麺職人が登壇し、うどんの開発背景を話した。

千葉県で販売する「ゆず香る あさり天と海苔の旨だしうどん(並税込840円)」のレシピを考案したのは、現在は東京の店舗で働いているという竪石鼓太郎店長。千葉県を象徴する海苔とアサリを活かし、千葉県産の醤油を使用した磯の旨味が口いっぱいに広がる一杯に仕上げたという。「私自身が千葉県出身で、実家が海苔屋を営んでる。また、小さい頃から近くで潮干狩りをしており、地元で慣れ親しんだアサリと海苔を前面に押し出した。ずっと育ってきた千葉という土地に、なにか恩返しができないかという思いで考案した」(竪石氏)。

長野県で販売する「安曇野わさびと野沢菜ぶっかけうどん」(並税込790円)は、10年間長野に住んでいるという亀岡紘希氏が考案した。「シャキシャキした野沢菜の食感、ネバっとした野沢菜とろろ、わさびのツンとした風味で、長野県らしさ・丸亀製麺らしさを表現した」(亀岡氏)という。

京都府で販売する「黒煎り七味香る 衣笠風あんだくうどん」(並税込890円)は、京都出身で16年にわたり丸亀製麺で働いている達富良和氏が考案。京都発祥の郷土料理「衣笠丼(きぬがさどん)」に着想を得たという。「九条ネギや京生麩、お揚げも入っており、京都を象徴する食材を使用した。“サク・ふわ・ほっこり”をテーマとし、紅しょうがのかき揚げ、やさしい味わいの特製あんかけを組み合わせた」(達富氏)。

これら47種のうどんは、各都道府県で地域限定商品として販売する。商品は無くなり次第、販売終了となる。また、各県のうどんを食べることで応募できる「スマホスタンプラリー」も開催する。

