マルハニチロ、家庭用冷食20年春季新商品16品を発表、共働き世帯増加に対応し夕食向け「五目シュウマイ〜香りと旨み〜」投入

マルハニチロ「新中華街 五目シュウマイ〜香りと旨み〜」
マルハニチロは、2020年春季新商品として、家庭用冷凍食品の新商品16品・改良品15品(パッケージ変更除く)を3月2日、全国で発売する。今回も前回に引き続き社会・ライフスタイルの変化に対応する「食」を提案。共働き世帯の増加に注目し、簡単に調理ができるおかずとして、夕食向けの「新中華街 五目シュウマイ〜香りと旨み〜」を投入するとともに、単身世帯の増加に注目し、昨秋米飯4品を発売した新機軸の「WILDish」シリーズからは、新たに麺3品・米飯1品を追加発売する。また、新商品16品中8品の弁当品を発売し、主力カテゴリーとして底上げを図る。15日、東京・豊洲の本社で新商品発表会を開催した。商品開発の背景などについては、小梶聡執行役員開発部長が説明した。

「新中華街 五目シュウマイ〜香りと旨み〜」(12個288g/オープン価格)は、共働き世帯の中心を担う30〜40代女性をターゲットに、毎日使いたいと思うような日常的なおかずにアプローチして開発。シュウマイの夕食食卓実態についての調査では、手作りする人はわずか6.6%で、冷凍食品が33.3%、半調理品(チルド)が35.6%と約7割が「買う」、簡単に調理できるおかずとして認知しており、中でも5年前との比較で冷凍食品が6.1%増、半調理品が8.4%減と、冷凍食品の使用率が高まっているという。

一方で、同社調査では特に女性の意見として“味が濃い”“脂っこく味が単調で食べ飽きる”“1個あたりの大きさが合っていない”という不満点が挙げられたことから、「濃すぎない味付け」「香りと旨み」「大きすぎない食べやすさ」という、ターゲットに響く3つのポイントで商品開発した。

調理方法は電子レンジ、蒸し調理。

〈冷食日報 2020年1月16日付〉