イートアンド、「大阪王将」家庭用冷食春夏新商品8品発売

イートアンドは、「大阪王将」ブランドの家庭用冷凍食品の新商品8品、リニューアル品5品を2月末より、全国で発売する。今回の新商品は、大阪王将の中華に“和”のテイストをとり入れた商品を揃えた。19日、都内で商品発表会を開催した。

今回の商品コンセプトは「和テイスト中華」とする。発表会であいさつした仲田浩康専務は「なぜ中華の大阪王将が“和”なのか、という声もあるだろうが、ユネスコ無形文化遺産への登録や、東京オリンピックを控えて和食が注目される中、チャレンジではあるが、中華の幅を広げるためにこだわりを持って商品化した」など説明した。

「大阪王将 鰹仕立ての焼き餃子」(ぎょうざ204g・12粒、たれ9g×2袋)は、女性社員による女性目線の商品開発プロジェクト、ダントツ・アイデア・プロジェクト(DIP)から誕生した商品。日本の食卓に合う、かつおの風味が効いた和風餃子。にんにく不使用で生姜と鰹の香る業剤を、風味豊かな柚子醤油とろみ餡だれと合わせて食べる。また、たれをお湯で溶いてかけて食べる食べ方もパッケージ裏面で提案する。同品の開発理由については「冷凍餃子市場は、カバー率30%以上アイテムが4アイテムと、チルド餃子の12商品よりも少ない一方、当社の推計で2014年に冷凍餃子市場がチルド餃子市場を逆転したと見る。そう考えれば、まだまだ新しい味、食べ方にアイテムを広げる余地がある。未開拓ゾーンの新たなテイストを提案することで、多様化したニーズと嗜好に応え、購買機会を広げたい」(商品企画部・藤田貴博マネジャー)と説明した。

餃子のもう1品は「大阪王将 青しそたれ付 ぷるもち水餃子」(ぎょうざ180g・10粒、たれ8g×2袋)は、さっぱりした青しそに、赤穂の天塩、レモン果汁プラスした春夏にぴったりのタレを添付した水餃子。コンロ調理が敬遠される夏場に向け、レンジ調理にも対応。また、タピオカでんぷん配合により、冷やしても美味しいぷるもち食感も特長。

「大阪王将 塩豚カルビ炒飯」(400g)は、コクのある塩ダレを効かせた豚カルビと、ネギ、卵などたっぷりとした具材感が特長の炒飯。大阪王将らしい、やみつき感のある濃い旨みある味付けとした。「2014年の冷凍米飯市場は農薬混入事件の影響もあり市場減少が予想されるが、15年度以降、再度堅調に伸び続けると見る」(藤田マネジャー)。