今期の売上目標は全社325億円、名古屋183億円-名給

名給と取引先メーカーで組織する中部メニューフーズsP会はこのほど、名古屋市内のホテルで総会を開催し、171人が出席した。柘植要一会長(名給常務執行役員中部広販統括部長)は名給全社と名古屋管轄の前期実績と今期計画と方針を発表した。

前期実績は、全社は売上高が前年比2.3%増の314億7,090万円となり、増収増益だった。このうち冷凍食品2.5%増の192億8,660万円、一般食品2.0%増の121億8,430万円となった。名古屋管轄は3.0%増の177億9,660万円となり、冷凍食品3.4%増の109億6,540万円、一般食品2.5%増の68億3,120万円となった。

名古屋直販統括部の業態別売上比率では、最もシェアの高い産業給食は前年を上回り40.3%となった。学校給食は前年を下回り27.5%となった。メディカル・福祉は引き続き伸長し19.3%に。外食・惣菜は減少し8.7%となった。柘植会長は「メディカル・福祉は今後も増収を図る」と強調した。

今期売上目標は、全社は前年比3.3%増の325億円、うち冷食3.5%増の199億6,000万円、一般食品3.0%増の125億4,000万円としている。名古屋管轄は2.9%増の183億円、うち冷凍3.1%増の113億300万円、一般食品2.4%増の69億9,700万円を目指す。

今期は、全社方針「創意考動」と、営業本部方針「スリム化経営、新付加価値営業」を掲げる。具体的には、学校給食分野の全国対応とシェアアップ、シニアマーケットの拡大と対応、キッズ分野の商品開発と選定、仕入取組集約と統一販売、PB商品の付加価値開発と品質管理、シンプル物流と安心確実対応、メニューや情報の集約と発信–に取り組む。

sP会の取り組み方針は、全sP会メーカーの特売と工場訪問企画、合同勉強会、ミラ ノ万博に向けて合同イタリアンメニュー作成コンテスト、会員コラボによる合同商品開発、合同プレゼン、価格改定時期の統一化(年2回一斉に改訂)とした。

新会員として、梅屋、八戸協和水産、木村食品工業、アイズの4社が承認された。前年度の売上拡大に特に貢献した会員に贈られる優秀会員表彰は、スギヨ、宝幸、堂本食品の3社に贈られた。

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