トーホーグループが東京で総合展示商談会、1,500人が来場

トーホーグループは25日、全国6会場の先陣を切って、東京ドームプリズムホールで総合展示商談会を開催し、外食企業関係者ら約750社1,500人が来場した。今後、6会場計で1万人の来場を見込む。

今回のテーマは「厳選食材の価値新発見!~新しい価値のご提案で繁盛店づくりのお手伝い」とした。「原材料価格高騰、労働力不足などあり競争が激化する外食マーケットの中で、外食ユーザーが勝ち抜くために、今までより高く売れる、一手間省ける、コストを下げられるといった付加価値のある食材と情報を発信する。そういう意味で、メニュー提案のみでなく、経営に踏み込んだ価値を提案する」(トーホー マーケティング本部・松野敦MD部長)。開催規模は、出展メーカー97社、案内商品数は5,544アイテム。

同社グループとしては9のオリジナルコーナーを展開。東京・大阪会場のみで実施する「toho和食コーナー」では“和食市場 極和味”と銘打ち、同社和食販促委員会がおすすめする付加価値のあるだし、米、水産品、漬物、珍味、和菓子、和酒などを和食業態へ提案。だしでは、鰹節にない透明感と旨味を持つ鮪節を、米では、産直精米の魚沼産コシヒカリを紹介。同社では2年前から取扱い、3億円の売上があるという。漬物では、たつみ食品(大阪市)の冷凍漬物を紹介。独自技術でチルドと遜色ない食感、風味を実現するとともに、ロス削減にも貢献する商品だという。

「加工品コーナー」では、「カレー」「チーズ」「健康・朝食」をテーマに付加価値を提案。国民食であり多くの業態で使える「カレー」は、女性の夜の喫食率が上がっていることもあり、注目のメニュー。今回は、手間を省く/手間を掛ける、双方の付加価値を提案。業務用カレーにスパイスを加えることで、東京・大阪の有名カレー店の味を再現した試食提案なども実施した。「チーズ」では、北海道産の原料乳を使い、イタリアの職人が作った「ファットリオ・ビオ北海道」のチーズを業務用として初めて紹介。ほか、ビール、ワイン、焼酎等酒類・飲料とチーズの相性も訴求していた。「健康・朝食」では、発芽豆、オリーブオイル、ギリシャヨーグルト、キムチ、レンズ豆という注目の5大健康食品を使い、朝食を中心にメニュー提案していた。

「toho coffeeコーナー」では、今まで商品中心に提案していたところ、今回は「日本系純喫茶」と「欧風系統カフェ・バール」それぞれのスタイルに合わせて、コーヒーはもちろん、付加価値フードとしてサンドイッチと和菓子を提案した。

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