【冷食バイヤーに聞く①】阪食、全店9%増 ポテト・イタリアンが伸張

<阪食・日配食品部バイヤー北川定則氏>

–14年度の総括は

1~12月は全カテゴリーで前年を越えることができ、全体でも全店(76店舗)で前年比109%だった。特にポテトは134%と大きく伸びており、イタリアンもパスタが引き続き好調で112%と伸張、調理品・弁当も111%と好調で、デザート・氷も110%と順調だった。麺はパスタが伸びた分104%と少し伸び悩んだ。

–商品別の動向は

ポテトは従来、シューストリングと皮付きのみだったが、ハッシュドポテト系の「おはようポテト」を入れたことにより大きく伸びた。パスタは売り場を広げたことなども寄与し引き続き伸張した。調理品・弁当は、小中学校の給食化を見越して削減し、ハンバーグ・コロッケなどの調理品に注力した結果、大きく数字を伸ばすことができた。デザート・氷カテゴリーでは、ブルーベリーが非常に良かった。

–他の取り組みは

PB商品は、ロットの問題もあり開発が進んでおらず、うどんについてもほぼ横ばいだが、今後はPBにこだわらず留型なども進めていきたい。

三田屋のコロッケ・メンチカツ・ハンバーグは割り引き対象外だが、売上げでも上位にきている。調理に若干手間がかかるが本格的な味が楽しめる商品がよく、そちらにも注力していきたい。

–中国問題や異物混入の影響は

一時は、前年比90%を下回ることもあったが、割引セール実施日数によっても売上げが変わってくるので大きな影響は感じなかった。冷凍食品は、簡便商品としてなくてはならない家庭が多いことも落ち込まない要因ではないかと考えている。

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