冷凍野菜の購入額は300円まで-農畜産業振興機構調べ

冷凍野菜の購入額は「300円まで」が8割–農畜産業振興機構がこのほど実施した「加工・業務用野菜に関する調査」の消費者アンケートでこのような結果が出た。また野菜高騰の際に代替購入する加工品については「カット野菜」が「冷凍野菜」を上回った。

同調査では野菜を使用した冷凍食品の製造・販売概要と冷凍野菜等の購入、利用実態についてのアンケート調査結果が報告されている。野菜の需要動向において、加工・業務用の割合が高まりつつあることから、国内で幅広く利用されている野菜を使用した冷凍食品について、その生産、流通、販売の実態及び需要の動向を把握するために実施された調査の一環となる。

冷凍野菜等の購入、利用実態については、消費者に対するアンケート調査を2014年10月に行った。ここで「冷凍野菜等」とは「冷凍農産素材」と「冷凍調理」のうち野菜または野菜を使用した冷凍調理食品をいう。

冷凍野菜等の購入先については、「スーパーマーケット・生協等」が97%(複数回答)と圧倒的多数、次いでCVsが14%だった。百貨店・デパートでの購入は4%足らずとなった。

購入頻度が高い品目としては、冷凍野菜では枝豆が3割を超えた。ミックスベジタブルも25%と高かった。調理品ではギョーザが4割を超えた。次いでコロッケが27%、シュウマイが23%となった。

冷凍野菜等の購入頻度としては、「1か月に2~3回」が冷凍野菜、調理品ともに最多であり、いずれも3割を超えた。「ほとんど毎日」は少ないものの、調理品では1.4%あった。「週1~2回」までを含めたヘビーユーザーは、冷凍野菜では25%、調理品では30%を超えている。

冷凍野菜等の購入単価としては「200円まで」が冷凍野菜、調理品ともに最多。特に冷凍野菜ではおよそ半数を占め、「300円まで」で8割を占めた。調理品は「101~200円」と「201~300円」とが拮抗している。

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