学流協第40回総会、「学校給食を支える意義深い仕事」=泉会長

学校給食物資開発流通研究協会(泉平一会長)は16日、経団連会館(東京・千代田区)で2015年度社員総会(第40回)と研修会、情報交換会を開催した。

冒頭、泉平一会長は「学流協が始まって今年で40年が経つ。これまで生産会員・流通会員ともに学校給食を支えてきた。将来の日本を担う子どもたちの体の基礎づくりに携わる大変意義深い仕事であり、大きな社会的責任を果たしている。これからも学流協の選定品の普及活動や食育の情報提供を通して、プライドを持って将来の子どもたちを支えていきたい」と開会あいさつを行った。

続いて、選定品の普及に貢献した会員企業の表彰に移り、流通会員では10万食以上を販売した70社(昨年68社)が表彰された。このうち100万食以上はサトー商会、大光、ジーケーエス、名給、泉平、本多、ハウディの7社(昨年6社)。80万食以上はウルノ商事、関東食品、美濃忠、野口食品、三給、ケイ低温フーズ、筑紫フードサービスの7社。50万食以上は、大槻食材、トワニ、日本栄養食品、日栄物産、ふくしま、東京中央食品、オーディエー、クラハシ、ニシムラ、たまも、協和商工の11社。生産会員では200万食以上を販売した日本水産、日東ベスト、キユーピー、味の素冷凍食品、マルハニチロ5社(昨年6社)が表彰された。

表彰後、議事に入り14年度事業報告等が行われた。任期満了に伴う役員改選では、田島正人・マルハニチロ常務取締役に代わり、清水誠三・キユーピー執行役員フードサービス本部本部長が副会長に就任した。また流通会員に木下商店が新たに加わった。

総会後の会員研修会では「日本人の食事『和食』-その保護と継承-」と題し、実践女子大学元教授の大久保洋子・日本家政学会文化研究部会長が講演を行った。