新築移転した姫路営業所の開所式を開催-尾家産業

【大阪発】尾家産業は20日、新築移転した姫路営業所の開所式を同所で開催し、取引先、仕入先など関係者ら多数出席した。25日から営業を開始する予定で、年商は8億7,000万円を見込む。

尾家亮会長が開催あいさつの中で、1972年に同社4番目の営業所として開設した同営業所と、同営業所を含む西神戸地区の事業所展開の歴史を述べ、「手狭になり、今回の新築移転に至った。人数は少ないがキャパシティは大きい。営業所の社員が一段とがんばってくれることを期待したい。当社はお役立ちして、いつでも必要とされるような企業でありたい。そして姫路においても存在感のある事業所に成長したい」と強調した。

取引先を代表し、カフェ、和食店等を展開するアートオブウォーグループの吉田和民代表が「たくさんの思い出のある営業所であり、最新の設備を備えて生まれ変わったことは感慨深く、営業所の一員となったかのようにうれしく思う。当社は9年前にスタートし、現在は滋賀から九州まで展開している。当時の営業所長が営業所を挙げて応援してくれた。まだ1店だったころに辻野常務が店にきてくれ、必ず成功すると言ってくれたことも心強かった」など拡大の中で結んできた尾家産業とのパートナーシップを強調し、「尾家産業にとってなくてはならない会社に成長したい。姫路営業所も姫路にとってなくてはならない事業所になっていただきたい」と述べた。

仕入先を代表し、河合春彦日華油脂社長が「姫路営業所の前期の売り上げは10%増となり、営業利益も順調だったと聞いている。3月の姫路城リニューアルオープン前でその数字であり、今後ますますインバウンド効果がある中で、この新しい事業所で一層の飛躍を確信し、大いに期待している」と挨拶した。

田中満穂同営業所長はお礼のあいさつを述べ、「3期連続で順調に実績を伸ばせた。素晴らしい施設に移転できたことを感謝したい。今期目標の8億7,000万円を達成することはもちろん、中日本西部地区で月商1億円ない事業所は姫路だけであり、早く月商1億円以上に持っていきたい」と意気込みを示した。