今期は3.8%増を計画 CVsレジ周りや市販用も強化/ノースイ

ノースイの2015年3月期における冷食事業の売上高は前々期の大幅増の反動もあり3.3%減の283億円となった。

農産事業は137億円で0.5%前年を上回ったが、調理食品事業は16.6%減の50億円に、加工水産事業は0.4%減の96億円となった。市販用・家庭用の比率は25対75となっている。

今期は、冷食事業計で3.8%増の293億円を目指している。事業部門別では、農産事業は1.8%増の139億円を、調理食品事業は6.9%増と挽回を図り53億円を、加工水産事業は4.9%増の101億円をそれぞれ目指している。

事業別の取り組みでは、農産事業は競争力のある、付加価値商品の開発を進める一方、中国以外の産地のサプライヤー開発を引き続き進めていく。またCVs(レジ周り・市販用・惣菜原料)の開発にも注力して行く。さらに品質管理の強化を努めながら、苦情削減を図る。

調理食品事業では、大手CVs・外食向け商品の開発を推進しつつ、NB商品と市販用の品揃えの強化と拡売を図っていく計画である。このほか国内サプライヤーとの関連強化や商品開発にも取り組んでいく。

加工水産事業は、商材グループ毎に売上げ、粗利計画を策定し、その計画に基づき、営業活動を実施、進捗をチェックする。魚加工品については、チャイナフリー商材の開発を目指す。海老フライ品については付加価値商材の開発を進める。