宝幸、季節の竜田揚げ 三陸産で秋はサンマ・冬はブリ

宝幸は5日、都内で2015年秋季新商品発表会を開いた。冷凍食品の当季新商品としては外食向けに包餡チーズを改良し増量した「3種のチーズを使ったポテトもち」や、中食惣菜向けに季節の竜田揚げシリーズとして「三陸産さんま竜田揚」などを発売する。冷食の当季新商品は全11品で、年間6.6億円の売上げを見込む。

当季の冷食以外の各事業の新商品は常温食品で7品、フリーズドライで2品、ロルフ(チーズ)事業で業務用が4品、市販用はリニューアル品1品–となった。冷食を含め合計25品で年間売上高15億円を見込む。

冷食の新商品は外食向けが2品、惣菜(デリカ)向けが9品となった。

外食向けの「3種のチーズを使ったポテトもち」(800g[20個]×4×2合)は居酒屋・カラオケ・ファミレスなどで好評を得ているロングセラー商品の姉妹品。ジャガイモを練り込んだポテトもちに、クリームチーズ、チェダー、カマンベールのパウダーを使った3種チーズフードを包んでいる。チーズの風味とコクを増し、中具を1.3倍に増量した。

外食向けはほかに「レストラン用えびフライM」(300g[10尾]×10トレー×2合)を発売。ベトナム製造で、サイズはほかに2s、s、Lを取りそろえた。ベトナム産エビフライは惣菜向けにも「ランチ用えびフライM」(240g[10尾]×20トレー×2合)を新発売。ボリューム感を重視した設計でLサイズ(300g[10尾]×20×2合)も用意した。

惣菜向け「三陸産さんま竜田揚」(=写真)「三陸産さけ竜田揚」「三陸産ぶり竜田揚」(各1kg×6袋×2合)の3品は昨秋から四季に合わせた提案に取り組んでいる水産竜田揚げ。秋にサンマ、サケを、冬にブリを提案する。岩手の協力工場で加工。独自の下処理を行い、冷めてもふっくらした食感が特徴だ。

「チーズ屋仕込みのメンチカツ」(2,700g[30個]×4合)は昨秋の新商品を約20g増量した。主力のしゅうまい製品では「鶏ごぼう揚げしゅうまいセット」「惣菜用 根菜揚げしゅうまいセット」(各700g[50個]×6袋×2合)の2品をそろえた。

「かれい唐揚M」(900g[10個]×5袋×2合)は既存の「好香 かれい唐揚」を5規格から好評のMを中心に2規格(s、M)に変更した。「国産4種の野菜ちぎり揚」(500g×10袋×2合)は魚のすり身に国産のキャベツ、ニンジン、タマネギ、ゴボウを練り込んだ、ちぎり揚げ。ともに惣菜のほか外食、給食にも提案する。