日本水産、機能性表示食品の新ブランド「海から、健康EPA life」立ち上げ

日本水産は、15年秋冬新商品として、新商品61品、リニューアル品17品の計78品を発売する。うち市販冷食は新商品11品、リニューアル品7品、業務用は新商品17品、リニューアル品8品。また、新商品のうち12品(市販冷食4品、市販常温3品、フィッシュソーセージ2品、日配3品)を機能性表示食品「海から、健康EPA life(エパライフ)」ブランド商品として発売する。29日、都内で新商品発表会が開催された。

今秋の新商品は▽健康▽シニアマーケットおよび時短・個食化▽プチプレミアム–の3つをキーワードに開発。うち「健康」について、同社は今年3月、機能性食品推進部を新設、4月1日に施行された機能性表示食品制度を活用し、長年研究と技術開発を重ねてきたEPAを核とした商品開発を行った。その一環として、n-3系脂肪酸の一種であるEPA・DHAを含む加工食品を「海から、健康 EPA life」ブランドを立ち上げ、第1弾として12品を発売する。

EPA・DHAは中性脂肪を下げる効果が認められており、健康維持が期待できるEPA・DHAの摂取量は1日900mg以上とされていることから、同ブランドのマークでは、EPA・DHAの量を“☆”の数で表記。☆1つを150mgとし、☆6つで1日の必要量を摂ることができるようにする。

市販冷食では「EPA life」ブランド商品として「今日のおかず 白身魚と豆腐」(4個120g)、「同 いわしと豆腐のハンバーグ」(同)、「同 きんぴらごぼう」(3個105g)、「同 ひじきの煮つけ」(同)の4品を発売。販売価格帯は通常の商品より2割高ほどだという。

なお現時点では、消費者庁に機能性表示食品として届出中であり、受理され次第正式に「中性脂肪を下げる効果」等機能性を謳うことが出来る。