昭和冷凍食品、秋の新製品に新設ラインのホットケーキ

昭和冷凍食品は24日、2015年秋冬の新製品を発表した。新潟市の本社工場に新たに導入したホットケーキラインで製造する商品のほか、健康志向に合わせたワンタン・ラビオリなど新製品7品、リニューアル品1品をそろえた。9月1日から発売する。

当季の開発テーマは①人手不足・経費増加への対応②昭和産業グループシナジー活用③ヘルシー+プチリッチ&プレミアムの3点。

同社ではホットケーキラインを今年4月に導入した。親会社で市販用ホットケーキミックス大手の昭和産業がもつ原材料の購買力や開発ノウハウを活用して、高品質で競争力のある製品を提供していく考えだ。

ホットケーキ類の新製品は「L(M)ホットケーキ(ふんわりタイプ)」「L(M)パンケーキ(もちもちタイプ)」の4品で、Lは直径約13cmで1枚約65g、Mは直径10㎝で約30g規格。いずれもレンジ調理または自然解凍に対応。

「ホットケーキ」はふんわりとした食感で、厚みがありながら口どけが良い。甘さを抑え、バターやメープルシロップなどのトッピングに合う。「パンケーキ」はしっとりもちもちとした食感が特徴。やや甘めの味付けだが、フルーツやクリームを添えたカフェ風のメニューのほか、具材を巻いた惣菜風のメニューにも合う。折り曲げても割れにくい点も特徴だ。

山科裕道社長はホットケーキ製品について「他社製品の品質を凌駕するものが出来たと自負している」と自信をのぞかせた。

「4種の野菜入りワンタン」(500g[1枚約8.7g]×8袋)、「4種の野菜入りラビオリ」(1kg[1個約3.3g]×5袋×2合)は、具材に4種の野菜(ニンジン、ホウレン草、カボチャ、タマネギ)と鶏肉を使ったヘルシーなワンタン・ラビオリ。ワンタンはMsG・着色料・かんすい不使用、ラビオリはMsG・着色料・乳・卵不使用。いずれもボイル調理で、スープに凍ったまま投入するだけ、など調理の簡素化にも役立つ。

ラビオリは今年、発売40周年を迎えた。40周年記念商品として、春には本格派の「ラヴィオリ ドォーロ」を発売、今回は記念銘柄第2弾と位置付ける。

「ミニ今川焼抹茶」(10個[1個約40g]×12袋×2合)はミニ今川焼シリーズ第3弾。抹茶の風味豊かな生地にこしあんをたっぷり入れた。レンジ調理のほか自然解凍に対応。

リニューアル品は「大きなたこ焼 蛸2個入り」(20個[1個約35g]×6袋×2合)。タコが2個入ったボリュームたっぷりの釣鐘型のたこ焼。吟味した鰹だしの風味が特長。