極洋、鹿児島・指宿に水産加工会社を設立、冷凍カツオタタキなど製造・販売

極洋は28日、鹿児島県指宿市にカツオ・マグロを中心とする水産物加工品の製造・販売を行う新会社を設立したと発表した。地元からの要請もあり、山川地区の冷凍カツオタタキ工場を利用する前提で出資を決めた。

新会社設立の背景には近年、海外まき網船の水揚げ地が焼津への一極集中から九州枕崎や山川地区へ分散が進んでいる状況もある。

新会社の概要は次の通り。▽会社名:指宿食品株式会社▽設立:2015年7月▽代表者:代表取締役社長 雲津雅行(極洋常務)▽所在地:鹿児島県指宿市山川新栄町1-42▽資本金:5,000万円▽事業内容:カツオ・マグロその他水産物および農畜産物の加工、肥料や飼料、油脂の製造、およびその販売。

同社では「地域特性(漁港、水産加工、豊富な人材)を活かし、雇用の創出はもとより地域経済の浮揚発展に大きく貢献できるものと考えている」としている。