旭食品、「食育、食楽」秋の総合展示会 冷食で「ゆず仕込み若鶏」、来春発売「有機プルーン」

旭食品は16日、17日の両日、高知ぢばさんセンターで、「食育、食楽」をテーマに秋の総合展示会を開催した。「豊かで楽しい食シーンを追及する」狙いで、地元高知を中心に、全国各地の地域商材とナショナルメーカーの新製品などを一堂に集め、6次推進のゾーンを充実しNBとコラボした歳時提案コーナーを初めて設けた。

6次産業推進ゾーンでは、地元の支援も得て「高知の食スター」のキャッチフレーズで、出展社数も昨年より16社多い85社が出展した。生鮮3品をはじめ、惣菜・日配・スイーツ・菓子・酒類までフルラインで303アイテムをラインナップ、今回はとくに鰹など水産物を充実させたほか、高知県原産の土佐九斤や大シャモなどを掛け合わせた地鶏「土佐はちきん地鶏」や指定農家で肥育した「四万十鶏」などを初出展した。また山口県の主力得意先の協力を得て、山口フェアも展開した。

トモシアホールディングスやアライアンスネットワークとの取り組みでは、ゆずや四万十の青のりを使ったオリジナルのポテトチップスを全面にPRしたほか、カナカン・丸大堀内・ヤマキの協力で、各地域特産品や静岡のわさびフェアを提案したほか、全国から114アイテムのご当地カレーを出品、青函新幹線開業をにらんで、青森Vs函館グルメ対決なども紹介された。

今回初めて提案された催事コーナーでは、カゴメ・キユーピー・ハウス食品・味の素・旭松食品の5社とのコラボ提案として、ハロウィーン・おうちバルめし・ボージョレー・鍋キューブ&ゆずづくしコラボ・高野豆腐が紹介された。子会社の旭フレッシュが展開するオリジナル商品では、ゆずづくし(ぽん酢)・乾物の食べ方提案を行ったほか、冷凍食品では、リニューアルした「ほたて風味フライ」や「ゆず仕込み若鶏」を紹介。来年春発売予定のノーブルハウス「有機プルーン」(トルコ産)を披露した。

会場入口で、地元県立高校3校により開発商品を紹介したほか、高校生によるマグロ解体ショーなども実施。またグループの大倉とサクラフード(ベトナム)はサーモンなどを使った寿司を提供した。今回の出展社数は昨年より11社減の321社(6次産業は含まず)だったが、「地産外商・調達強化を進める」中で、韓国を含め743社から昨年を大幅に上回る2,632名の来場があった。