キンレイ、2年目となる「THE 鍋焼うどん」プレゼントCP

キンレイは、11月23日の“キンレイ感謝の日”(一社日本記念日協会認定)キャンペーンのプレゼント賞品として、同社の技術力を結集し、厳選素材で作り上げた「THE 鍋焼うどん」を昨年に引き続き今年も製作する。14日、和田博行社長(=写真)らが出席し、報道関係者向けの試食会を東京・池袋の同社東京本部で開催した。

今回のキャンペーンは、対象商品(CVS向けNB10品、量販店向けNB11品)のパッケージにある「なべやき屋キンレイ」のロゴマーク3枚1口で応募すると、特製「THE 鍋焼うどん」が抽選で39人にプレゼントされるというもの。

賞品の開発経緯について説明した和田社長によれば、今回のテーマは「和」で、やさしさ・自然さを追求したという。「昨年は全力投球で力を入れすぎ、だしはインパクトを追求した結果、少しとがった面もあった。今回は素材にこだわり、器にもこだわり、料理を科学し、前回以上に食べる人のことを想い真心を込めて作った」とする。

そして「本物の美味しさ」を実現するために①専門店の味・技法を学び②原料を選び抜く力を養い③素材の力を引き出す技法を科学する–という3つのアプローチで迫った。

①では、数々の専門店の作り方を学び、官能だけでなく数値でも分析することで、現在の製品づくりとのギャップを分析し、それを埋める作業を行った。②では、だしや具材の原料をさまざまない比較。だしの昆布は昨年使用した羅臼産が華やかに香りが出るが、鰹とのバランスを重視して真昆布に変更、京湯葉、エビなどの具材も厳選した。

③では、専門店と同社の麺を電子顕微鏡で比較し、専門店のものは組織がやや粗く、だしの染み込みや食感に影響していることを突き止めるとともに、だしにつかう節、昆布、具材の鶏肉、エビなどを数値分析。使用する食材の選定に活用した。

これらの結果、麺は、前回は豪州産小麦粉も使用したが、今回は煮込んでもほどよいもちもち感とコシが味わえるよう、北海道産キタホナミと三重県産あやひかりを絶妙にブレンド、小麦粉と塩水だけを使い、「足踏み」工程を機械で実現するなど、練り、捏ね、熟成工程を見直し、それをしっかりとゆでて〆ることでうどんの力を引き出した。

だしは、昆布、節類を厳選。昆布は真昆布の中でもうどんだしと相性のよい本場折浜産を使用。節は枕崎産の生切り原料の本鰹、旨味とコクが強い土佐清水の寒目近節、牛深産サバ節、ウルメ節を使用。これらを最適な方法で抽出し、吟味したかえし原料と合わせた。

具材は、味付け鶏肉には昨年同様名古屋コーチンを使うが、今回はチルド原料を使用(昨年は冷凍)し、ワンフローズンで仕上げた。

味付椎茸は高千穂産天白どんこを昨年に引き続き使用。エビは前回も世界で有数のバナナエビを使用したが、今回は国産にこだわり、車エビよりも旨味が濃いと言われる紀伊水道沖の足赤海老を使用。活け海老をワンフローズンで仕上げた。他の具材も国産にこだわった高級具材を使用した。和田社長によれば、麩の原料の一部を除きすべて国産だという。

そして器は、今回のキャンペーン専用として気鋭の伝統工芸士、篠原希氏に特注した信楽焼の土鍋が制作される。なお、キャンペーンの応募期間は11月2日~12月25日となる。