ニチレイフーズ、新「本格炒め炒飯」は下期も好調、市場拡大に貢献

ニチレイグループは2日、ニチレイ大谷邦夫社長、ニチレイフーズ池田泰弘社長、ニチレイフレッシュ金子義史社長、ニチレイロジグループ本社松田浩社長による年末記者会見を開いた。この中でニチレイフーズの池田泰弘社長は、①2015年業績の概況②中期経営計画「RISING2015」の施策の進捗状況について大要次のように述べた。

「上期業績は増収増益と好調。売上高は前期比4%増1,001億円、営業利益62%増34億円だった。うち、調理冷凍食品の家庭用は0.5%増227億円、業務用は3%減422億円、農産加工品は10%増99億円。

家庭用は今春30億円を投資し導入した新本格炒め製法によりリニューアルした新『本格炒め炒飯』が売上貢献した。リニューアルに伴いTVCM投下、チャーハンの日(8月8日)の店頭販促、消費者キャンペーンなどプロモーションが奏功した結果、上期の炒飯類の売上高は20%増、市場拡大に貢献した。下期は炒飯市場の競争が激化の中、新『本格炒め炒飯』は前年を大きく上回っている。12月以降もエリアの状況に応じてTVCMや消費者プロモーションなどにより米飯類の拡販に努める。近年市場が停滞気味だった弁当惣菜市場は春の価格改定により一部商品の回転率が鈍化していたが、この秋パッケージにメニュー提案や主要栄養成分を表記した『お弁当にGood!』シリーズの改定品や新商品が好評で、売上回復基調にある。凍菜は生鮮野菜の高騰もあり、上期の市場全体では5%増、当社は市場を上回る二桁増。

業務用は3月の価格改定の結果、取り扱いを停止したお客やアイテムカットした商品もあったが代替の提案を行い、売上減を最小にとどめた。販売業態別には外食、給食が堅調、量販店惣菜向けは商品政策により前年を若干減。下期は価格改定の理解や浸透も進んでいる。秋発売の『本格中華具材極だつパリッと春巻』は白石工場に導入した新ラインの新製法で手作り感ある皮や食感、中具材の食べごたえが高評価。量販店惣菜以外のゴルフ場レストラン、中華店、飲食店等での採用が順調」。

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