久世、春の総合展示会 ビアガーデンに焦点、二極化対応

久世は8~9日、池袋サンシャインシティ文化会館(東京都豊島区)で春夏向け総合展示会を開いている。注力している生鮮3品、PBのドルチェーゼ、ノンフードなどの商品紹介のほか、メニュー提案では洋食業態が好調だとしてビアガーデンに焦点を当て、業態の二極化に対応した提案を行った。2日間で4,500人の来場を見込む。

昨年秋に引き続きテーマは「美味しさの追求」とした。外食店でリピーターを増やすには、外食の原点である“美味しさ”の追求が重要だとして、素材や調理法、提供方法など多面的にこだわりをアピールした。

今回の出展社は212社、256小間(自社72小間、メーカー184小間)で展開する。展示アイテム数は4,621品。メーカーブースでは「美味しさの追求提案」として各社1品以上の一押し商品をポスターでアピールした。

久世エリアでは生鮮3品の提案に引き続き注力。PBとメニュー開発のブースではともにビアガーデンをテーマにメニューを試食提案した。製造子会社のキスコフーズでは野菜の冷製スープベースを「ヴルーテ」シリーズとして提案した。

PBブースでは定番ビアガーデンメニューを提案。揚げ物や枝豆など簡便調理品にひと工夫した提供方法を紹介した。一方でメニュー開発ブースでは「久世女性社員が選ぶ!! 今どき女子のビアガーデンメニュー」として、同社女性社員35人が選んだ、徹底して女性目線で開発したメニュー8品そろえた。

女子ビアガーデンメニューではスティック状のパン「グリッシーニ」に生ハムを巻いたものとハチミツをかけたゴルゴンゾーラ入りマッシュポテトとを合わせて提供する「生ハムとグリッシーニ ゴルゴンゾーラマッシュポテト」や、マッシュルームにつくねを詰めたものと芽キャベツ、ミニトマトなど具材にした「マッシュルームところころ野菜のアヒージョ」–など、昨今の進化したビアガーデンに対応したメニューを開発。「酒とともに食事を提供する場面に横展開できる提案となっている」(商品本部市川明夫本部長)。

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