統合シナジー活かした営業活動推進、技術力発揮の商品集中販売/ヤヨイサンフーズ横山専務

ヤヨイサンフーズが旧ヤヨイ食品、旧ニチロサンフーズの統合会社として発足してほぼ2年。統合初年度、二年度と営業部門は提案営業にさらに磨きをかけ、価値の創造・感動呼ぶ商品作りを基軸に、生産技術の革新を図り、新製法の商品作りを軌道に乗せ、新たな営業活動を積極果敢に展開している。横山亮専務取締役営業本部長に、統合二年度目の営業部門の進捗と成果、16年度の取り組みの考え方について話を聞いた。

「旧ヤヨイサンフーズと旧ニチロサンフーズが統合して二年目の15年度、営業部門はまず6部8支店3営業所の体制を活かした営業活動を展開してきた。統合により人員も増え、きめの細かい営業フォローを展開した。旧ヤヨイ食品は5年前の東日本大震災の被災以後、人員も減じていたので、統合による規模の拡大、質を重視した営業活動に積極的に臨んでいる。

6部(首都圏営業部、外食営業部、量販営業部、CVs営業部、開発営業部、広域営業部)、8支店(東北支店、関東支店、信越支店、静岡支店、中部支店、近畿支店、中国支店、九州支店)、3営業所(北海道営業所、長野営業所、北陸営業所)の体制により、しっかり地域に根差したエリアマーケティング活動を進めている。広域営業部は問屋卸組織との取り組みを進める予算を持たない部門として15年度に発足した。また、16年度からは近畿支店の管轄下に四国営業所を置く。

この営業体制の下で目標に向かった販売活動を進めるとともに、帳合、口銭をしっかり一つにまとめた。また、製品の月次受給バランス、在庫の適正化を図り、ほぼ適正在庫の位置を把握した。これらの施策により滞留在庫を大きく減らすことができた。

販売の注力カテゴリーはハンバーグ、メンチカツ、やわらか食『ソフリ』、餃子、ハムカツ等、これらを集中販売した。その中で一年目の14年度に長岡工場にメンチカツの新ラインを入れ、15年度の9月には同工場にハンバーグの新ラインを稼働させ、今春新焼成のハンバーグを発売した。これは清水工場、九州工場と互換性のあるラインであると共に、包あん、両面焼き、真空パックの新しいハンバーグの生産が可能、同カテゴリー強化へスタート切った」。

–全文は本紙にてお読みいただけます。