15年度売上高3%増5,353億円、営業利益24%増、各利益は最高益に/ニチレイ

ニチレイは10日、2016年3月期連結決算と16年度~18年度の新中期経営計画「POWER UP2018」を発表した。大谷邦夫社長が記者会見し説明した。

16年3月期の売上高は前期比3.0%増5,353億5,100万円、営業利益24.0%増215億8,300万円、経常利益26.6%増213億9,400万円、当期純利益41.6%増134億7,100万円。各段階の利益は過去最高益となった。

同社は15年度に創立70周年を迎え、中計「RISING2015」(13年度~15年度)の最終年度として、持続的成長の実現と中長期的な企業価値向上を図るため、主力事業の収益向上に取り組んだ。

セグメント別には、加工食品事業は売上高2.7%増1,992億1,900万円、営業利益48.0%増79億5,900万円。売上高の内訳は、家庭用調理品が1.8%増470億1,200万円、業務用調理品は2.3%減862億円、農産加工品は7.2%増184億9,200万円、海外14.0%増303億9,700万円、その他9.8%増171億1,500万円。

家庭用マーケットは前年並みに推移し、業務用は中食が堅調に推移するなか、主力商品の開発・拡販に注力し、海外子会社の売上げも順調だった。家庭用調理品は「本格炒め炒飯」や「焼おにぎり」の販売を強化し米飯類の販売が伸長した。

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