冷食協総会、伊藤滋新会長「冷食は時代の求める食品」

日本冷凍食品協会は25日、都内ホテルで「平成28年度通常総会」を開催、総会後のパーティを含め222人が参集した。今年は役員改選期にあたり、新会長にマルハニチロ伊藤滋社長が、副会長にサンマルコ食品藤井幸一社長がそれぞれ就任した。前会長の伊藤雅俊味の素会長は相談役に就いた。任期は2年となる。

総会では前年度事業報告、収支決算・監査報告、役員改選が決議・承認されたほか、今年度の事業計画が報告された。役員改選では理事会社の代表異動などで7人が交代した。

今年度の広報事業では引き続きキャッチコピー「ココロにおいしい、冷凍食品」を用い、冷食を“未来の食品”と位置付けて展開する。メーンターゲットは引き続きシニアと男性とするが、さらに「子育て世代」に対してもアプローチを図る。冷食に対するネガティブイメージ払しょくもテーマとして取り組む。

消費者向けPRイベントは、例年の「冷凍食品の日PRイベント」を10月18日に開催、地域メディアとのタイアップなどによって8月ころを目途に、子育て世代を対象とした地方でのPRイベント開催も検討する。

業務用の普及活動としては特に、前年度制作した学校給食関係者向けDVDを活用して関連団体に働き掛ける。

冷凍食品認定制度の運用では、来年度中に更新時期を迎える工場が235と多いため、今年度予定する65工場の更新手続き実施に加えて、今年度中に前倒しで更新調査に着手する。

会員向け講習会としては第1回となるHACCPに特化した会を開催する。

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