冷凍寿司「碧寿司」が海外進出/解凍にはコンロも電子レンジも不要

冷凍寿司「碧寿司」
冷凍寿司「碧寿司」

「碧寿司」はcool-japan株式会社が展開する冷凍寿司。独自の解凍技術により “シャリは肌温、ネタは少し冷たい”という握りたてのような味わいを再現している。

cool-japan株式会社はアメリカ全土に冷凍配送網を持ち、ロサンゼルスに拠点をおくEC販売会社Nordic Catch(ノルディック・キャッチ)との契約締結により、「碧寿司」の海外販売を9月からスタートさせた。

〈「碧寿司」は水さえあれば18分で解凍可能〉

冷凍寿司の多くは流水解凍や冷蔵解凍が必要で、食べる前に2~3時間の時間を要することが多い。それに対して「碧寿司」は発熱材を使っての解凍であるため、水さえあれば18分で解凍できることが特徴。電子レンジや火の使用も不要だ。この解凍技術により、“シャリは肌温、ネタは少し冷たい”という、まるで握りたてのような状態に解凍ができることを売りにしている。

1. 袋から寿司を出し常温の水を用意。
1. 袋から寿司を出し常温の水を用意。
2. 内側の線まで常温の水をそそぐ。
2. 内側の線まで常温の水をそそぐ。
3. 発熱剤を水の中にいれる。
3. 発熱剤を水の中にいれる。
4. 寿司のトレーにのせる。
4. 寿司のトレーにのせる。
5.18分で解凍。握りたてのような寿司の完成。
5.18分で解凍。握りたてのような寿司の完成。

〈素材へのこだわりと技術〉

「碧寿司」では、日本の水と土壌で育った米を、日本の水で炊飯し、日本の米から作られた赤酢を併せたシャリと、鮮度を保ちながら、魚の旨味を引き出した最適な状態のネタを厳選。日本米のシャリとこだわったネタに、寿司職人の技術を込め、美味しくたべられる状態で瞬間冷凍を施した。

担当者は「寿司本来の美味しさと、ユネスコ世界無形文化財にも登録されている『日本の食文化』の奥深さをグローバルに届けてまいります」としている。

媒体情報

食品産業新聞

時代をリードする食品の総合紙

食品産業新聞

食品・食料に関する事件、事故が発生するたびに、消費者の食品及び食品業界に対する安心・安全への関心が高っています。また、日本の人口減少が現実のものとなる一方、食品企業や食料制度のグローバル化は急ピッチで進んでいます。さらに環境問題は食料の生産、流通、加工、消費に密接に関連していくことでしょう。食品産業新聞ではこうした日々変化する食品業界の動きや、業界が直面する問題をタイムリーに取り上げ、詳細に報道するとともに、解説、提言を行っております。

創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
主な読者:
食品メーカー、食品卸、食品量販店(スーパー、コンビニエンスストアなど)、商社、外食、行政機関など
発送:
東京、大阪の主要部は直配(当日朝配達)、その他地域は第3種郵便による配送
購読料:
3ヵ月=税込15,811円、6ヵ月=税込30,305円、1年=税込57,974円